第六会場・質問コーナーあります

文字数 8,607文字

第六会場をご用意しました。

講座の「取材について」の後半部分が入ってくるかもしれませんが、もしも今回の講座へのご質問がありましたら、こちらへ投稿してください。

講師陣がお答えします。

2018/01/21 21:31
○短い頁での情報整理のコツは?
○実用マンガは作者がたのしまなければと仰っていますがそのツボは?
○ショートコミックの利点を教えて下さい
○実用マンガを描ける人はオリジナルマンガも上手いと言われますが何故ですか?
○実用マンガのこれからのシェアを教えて下さい。
2018/01/21 21:43

radio_be

地の文の使い方を覚えました。
2018/01/21 21:44
2018/01/21 21:43

mokizo

これは4Pの取材ものをざっとコマ割りした状態です。見づらいですが、だいたいこんな感じ、と思って頂ければ。
2018/01/21 21:45
この形にする前に

1)取材した内容をだーっと箇条書きに書き出す

2)ページ数に応じて再構成する

という手順を踏んでいます。

再構成は必ずしも取材の順番である必要はありません。

2018/01/21 21:46
このネームの場合は(※横組)4Pだったので、ページごとに

1)導入 読者の興味を惹く

2)取材先を訪問 基礎知識の紹介

3)今回の重要な情報の紹介

4)まとめ→落ち

という割り振りになっています。いえばきっちり起承転結。

2018/01/21 21:49
まてよ。嘘だな。これ見開きが4つあるから8Pだ。

4Pもの2本分の構成ですね(汗 失礼しました…。

2018/01/21 21:52
2018/01/21 21:55

radio_be

一部をアップにしてみました。
2018/01/21 21:56
自分に指定しまくってるんですね。
ネームの前準備という感じでしょうか?
2018/01/21 21:56
なんだかんだ言っても起承転結は王道。
2018/01/21 21:55
コツとしては、何しろページ数が少ないので

「自分がいちばん強調したい情報」をまず抽出し、それを全体の3/4くらいのところで紹介すると決めてしまいます。いわば、クライマックス。

で、そこの前に「その情報を紹介するための準備(予備知識、基本情報の紹介)」

後に「まとめ→読者にとって必要な情報」を配置します。

あとは、体裁を整えれば構成完了。

2018/01/21 21:54
情報量が詰め込みすぎくらいでいいんですね。
1P10コマ以上ありますね。
2018/01/21 22:01

自分に指定しまくってるんですね。

ネームの前準備という感じでしょうか?

これ、まず他のノートに情報を箇条書きして、それを見ながらだーっと構成してるんです。

で、今度は箇条書きとコマ割りと両方を見ながら原稿用紙にコマ割って下描きしてゆくんですね。

細かいト書きやセリフは箇条書きの方に書いてあるんで、構成は「だいたいここに何を入れるか」っていうコマ割りでしかないんです。当然、絵も入らない。おっしゃる通り、完全に自分のためのネームです。

2018/01/21 21:58
紙面がやや変則で、B5の少し横長くらいで大きかったこともあり、本当にコマ割りみちみちです。

”普通の”漫画だと、ウワー読みにくい、ってなっちゃうんですけど。

クラスマガジン(情報誌)の連載だったので、他のページも情報みちみち。逆に、このくらい詰め込まないと、スカスカ感が出てしまうんです。

2018/01/21 22:03
ストーリーマンガと実用マンガでは「情報量」の意味が違いますよね。実用マンガはやはりテキストがメインになりますし、絵もどちらかと言えばディテールを削ぎ落としたシンプルなものにすべきですよね。
2018/01/21 22:02
2018/01/21 22:06

mokizo

スカスカ感<実用マンガでもっとも避けたい処ですね。
2018/01/21 22:06
多量の情報量を伝えるために、逆に情報を削ぎ落とし整理する必要があるのではないかと。
2018/01/21 22:07
これは別な原稿ですが、みちみち具合はだいたいこんな感じだと思って頂ければと思います。


>テキストがメイン

そうなんです。テキストのないノンフィクション漫画は成立しません。でも、文ばっかりになっちゃうとマンガである意味がない。いかにテキストと絵と、お互いの邪魔にならないようにバランスよく詰め込めるか、が勝負になってきます。

2018/01/21 22:07

多量の情報量を伝えるために、逆に情報を削ぎ落とし整理する必要があるのではないかと。


まさしく!  あくまでポイントを絞って、必要なものをしっかりピックアップしないと、すごく散漫なものになってしまうんです。


2018/01/21 22:10
情報を伝えるためのものですから、スカスカはイコール内容空疎です。

ある程度の過剰さがあってはじめて、「お得感」が得られる。

2018/01/21 22:12
後は「面白さ」をどう出すか。読者の興味とどうリンクさせるかも
短ページでのコツのように思います。
2018/01/21 22:14
質問を受け付けています。
流れぶった切りそうって思ってもご遠慮なく
タイミングを見て解答を頂けると思います
日高先生宜しくお願い致します。


2018/01/21 22:15

radio_be

ついでに

○実用マンガは作者がたのしまなければと仰っていますがそのツボは?

コンテンツを紹介するという行為全般がそうであるように、

送り手が面白くないものを受け手が楽しめるわけはないんです。

美味しそうに食べて見せることで、はじめてきたお客に「ああ美味しそうだな、おれもあれ頂戴」って言わせること。「なんか面白そうなことやってる! 私も混ぜて欲しい!」と思わせる。

2018/01/21 22:14
2018/01/21 22:14

mokizo

後は「面白さ」をどう出すか。読者の興味とどうリンクさせるかも

短ページでのコツのように思います。


ですです。情報の一方的な押し売りになってはいけない。一緒に楽しもうよ、っていう姿勢が必要だと思うんです。

2018/01/21 22:20
>なんか楽しそうだから混ぜてもらおう、と 思わせる。

あ~とても大事ですね。(これ、フィクションも全く同じだと思います)
2018/01/21 22:23
○ショートコミックの利点を教えて下さい
2018/01/21 22:24
ご質問を受け付けつつ、設問も消化してゆきましょうね。

○ショートコミックの利点

読む側にとっては、何よりもパッと気軽に読めることだと思います。10〜20分もあれば読めるし、だからこそ気軽に手に取れる。敷居が低い。

描く側にとっては、その「気軽に手にとってもらえる」という利点。それと同時に、効率的な見せ方、まとめ方というのが身につきます。長編を描ける人が必ずしも短いものが描けるとは限りませんが、短編がちゃんと描ける人っていうのは長編のプロットもちゃんと組めるんです。それをマンガとして描けない場合は、まあマンガ体力的な問題でしょうね。(;´д`)トホホ

2018/01/21 22:24
自分のモチベーションも割と持ちます。>ショートコミック
実はショートを重ねても
ある程度のページ数を重ねても
上達進度はあんがい同じ。
要はエンドマークを重ねて行くと言うことでもありますね。

また、実用マンガの場合は読者方向を向く訓練にもなるので、
判りやすさというマンガの利点を100%生かし切ることも出来ます。
ので、フィクションでも身近で自分もみんなもよく知っている世界を描くのは
大変でもあるし、上達の秘訣でもありますよね。
2018/01/21 22:36
>要はエンドマークを重ねて行くということ


マンガの上達は、これに付きるんですよね。

だったら100ページの漫画を5本描くより16ページの漫画を10本描く方がずっと効率的だし成長速度も早い。そこまで単純ではないかもしれませんが、まずは4P、8Pをちゃんと読ませるって大事だと思います。

2018/01/21 22:40

ですので、

○実用マンガを描ける人はオリジナルマンガも上手いと言われますが何故ですか?

上に同じ、ですね。

マンガの機能性を理解して読者にわかりやすく紹介するスキルがあるわけなので、当然オリジナルのお話を描いてもわかりやすく描くことができるのですね。原作付きのマンガにも容易に対応でき、より面白く読ませる作品に仕上げられるって寸法です。

2018/01/21 22:35
では、そろそろ締めになるかと思います
最後に結構シビアなお話になると思うのですが
オリジナルマンガ マンガ雑誌の市場がシュリンクしつつある今日この頃

○実用マンガのこれからのシェアを教えて下さい。
また商業的にクライアントが居なくても描ける
これからのエッセイマンガについても触れて頂けると
2018/01/21 22:45
昨夜、実用マンガやコミックエッセイはマンガというコンテンツの外にあるということを申しました。

言ってみれば、あらゆるジャンルについて「マンガという手段で紹介する」という紐で繋がることが可能なんです。果てしない汎用性がある。

文字と絵と両方の伝達手段を併せ持つマンガは、最強のメディアのひとつです。

「あ、面白そう」と思えば、誰でも気軽に手に取ることができる。それこそ、普段マンガを読まない人たちのところにも届くんです。事実、実用マンガ、エッセイコミックのヒット作は続々と誕生しています。Web媒体との相性も最高ですし、未来は決して暗くありません。まだまだ、可能性を秘めています。

2018/01/21 22:48
WEBコミックでの可能性というのも
やはり読み切れる短ページの強みもありますね。
2018/01/21 22:57
と、美味しいことばかり並べ立てると怪しい宗教の勧誘みたいですので、現状におけるデメリットもちゃんと述べておきますよ。

ことにクライアントの注文で発生する実用マンガにはちょっと決定的な罠があって、それは即ち「しばしば発注者がマンガについて完全に素人」なんです。これは恐ろしい。

とんでもない無茶振りをされる。ありえないリテイクを出される。

私は以前、驚いた顔として目を○○で描いておいたら「白目できもちがわるい」という理由で全部黒目を入れられたことがあります(事後承諾)。

このような危険は、間に信頼できる編集さんに入ってもらえるとだいたい防波堤になってくれます。人間関係大切にしておきましょう。

2018/01/21 22:47
普段マンガを読まない層こそ
エッセイマンガの読者というのは
とても判ります。

その分、
○面白さ
○情報量
○そして作者の熱伝導
が大事なんですね。
2018/01/21 23:00
実用マンガこわいあるある。

クライアントのリテイクもですが、
おもむろにガントリークレーンを1枚の写真資料だけで
描いてねって言われるということもございます。
2018/01/21 23:02
あと、一般企業発注の仕事は多くの場合請求書が必要になります。マンガ業界ではまず見かけない書類なので「請求書書かなきゃいけないなんて!」と怒っちゃうマンガ家さんも稀にいらっしゃいますが、これは出版界の方がどちらかというと非常識なんだと思っておいてください(汗
2018/01/21 23:01
今はWEBがあるので資料にことかきませんが、「ガントリークレーンって何?」って図書館に駆け込みました。

WEB資料についてもちょっと注意があれば
たとえば、WEBには本当の情報だけがあるわけじゃない。
大概の画像には著作権がござる。
ウィキ画像は便利。などなど
2018/01/21 23:05

藤沢と申します。belne先生、高山先生、以前の座談会ではお世話になりました!

座談会、3日間興味深く拝見しています。

日高先生の作品は、これまでいろいろな媒体で読者として拝見してきたので、そのテクニックや取材方法を分かりやすく解説いただけ、とてもありがたい機会だなと思っております。


ひとつ質問させていただきます。

私は広告マンガやエッセイマンガ、学習まんがのお仕事をいただくことがあるのですが「テキスト≒ナレーション」の量についていつも悩んでおります。粗いネームの段階で、思いついた端から書いていき、あとから削っていくことが多いです。

ストーリー漫画を描くときにも、ついつい頭で書いてしまって、ネームが多くなりがちです。

少年漫画のような会話と擬音、カッコいい書き文字とアクションでぐいぐい読ませるマンガに憧れつつ、自分はテキストの多い、頭でっかちなまんがを面白く描いていけたらな、と思っているのですが…


そこで、エッセイ、実用、ストーリー問わず、先生方が執筆時、ナレーションやモノローグの読ませ方について心掛けられていることがありましたら、お聞きできればうれしく存じます。また同時に、作品の冒頭を描くときのポイント(実技的なことでも、気持ち的なことでも)もあれば、ぜひ伺いたいです。

ぼんやりした質問になってしまいましたが、どうぞよろしくお願いいたします。

2018/01/21 23:06
請求書はあちこちにフォーマット転がっているので
使わせて頂いております。
2018/01/21 23:07
ギャランティ関係では描き下ろしエッセイコミックにもひとつ罠があるので、これも周知しておきましょう。

マンガの原稿料というのは、媒体に掲載されるときに発生します。一般的には、雑誌やWebに載ったときに出るわけですね、で、コミックスにまとめられたときには、原稿料ではなく印税というかたちで報酬が発生します。このあたりの仕組みはだいたいみなさんご存知かと思います。
すると、描き下ろしコミックというのは原稿料が発生しないんです。

まれにちょっとだけ支払ってくれるケースもありますが、普通の原稿料には及ぶべくもありません。

描き終わってコミックスが出たときに、印税として報酬が支払われます。じゅうぶんな報酬ではあるのですが、描いてる間は一切もらえません。ご注意ください。

2018/01/21 22:55
藤沢さん、いらっしゃいませ!
2018/01/21 23:10
藤沢ちひろ先生ご質問有り難うございます。

○【テクスト勝ちになりやすい】エッセイ、実用、ストーリー問わず、先生方が執筆時、ナレーションやモノローグの読ませ方について心掛けていること。
2018/01/21 23:12
>ナレーションやモノローグの読ませ方について心掛けられていること


>作品の冒頭を描くときのポイント(実技的なことでも、気持ち的なことでも)


この二点ですね。お願いします。

2018/01/21 23:12
わあ、藤沢さんいらっしゃいませ!

ご質問ありがとうございます!

ナレーションについては、その昔はオリジナルマンガでは半ば禁じ手にされていた時代もあり、扱いは難しいですよね。ただ、その扱いの難しさをちゃんと意識しておられる時点で、すでにだいぶ大丈夫な状態にある気はいたします。


むかしライター修行みたいなことをしていた際、文字原稿のイロハとして「センテンスは短く、用字用語の繰り返しは避ける」というのを学びました。

2018/01/21 23:12
○書き下ろし単行本

勿論フィクション=オリジナルも書き下ろし単行本は原稿料出ません(涙)印税のみです。
また、普通の単行本のおまけ頁や口絵や表紙カバーの書き下ろしや書店サービスPOPも
大体原稿料は出ないのよ〜
※一部出してくれる出版社もあります。また読者サービス用雑誌掲載の色紙とかは原稿料あるコトが多いです。
2018/01/21 23:14
私はもともと口数が多い方なので(汗)マンガに限らず、文章は簡潔に、必要なことのみを伝えられるようにしたいと心がけております。

具体的には

○「が」など、余計な接続詞で文章を繋がない。分けられる文章は分ける。

○(マンガの場合)文字による情景、心理描写は極力避ける。

○モノローグの場合は、語り口に留意する。

2018/01/21 23:17
キャプションやナレーションについては
「視点」を意識しています。
神視点か作者視点かキャラ視点か…
誰に語りかけているのかというのも意識します。
テクストは出来るだけ削りますがマンガのコマに入れるとき
行替えはめっちゃ意識します。

2018/01/21 23:22
あと、セオリーとして

○複数のキャラクターのモノローグは避ける

というのがあるんですが、これはうまいこと使えば有りかな、とは思っています。

芥川龍之介に『藪の中』という有名な作品がありまして、登場人物がそれぞれに同じ出来事についてモノローグを語るんだけどその証言が一致しない。そういう効果として狙う場合は、面白いんです。例外のないセオリーはないってことですね。

2018/01/21 23:22
粗いネームの段階で、思いついた端から書いていき、あとから削っていくことが多いです。


藤沢先生のこの方法、めちゃめちゃ正しいと思います。

逆は「少ないテキストを、水増ししてゆく」ことになるので、それって全然だめなきがします(´;ω;`)

ときどき「これ2ページで描けるのでは?」という16ページのネーム、見ますもの……。

2018/01/21 23:27
作品冒頭
実用マンガの場合はわりと「誰のための」っていうところからはじめがちです
○ほっとしたいひとのための「新宿御苑」
○行けなかった人の為の「デビッドボウイイズ」
とかそういう感じです。

オリジナルの場合は冒頭絵的に「ここはどこです!いつです!私が主人公です」って言う感じで始めるのが一番多いです。
2018/01/21 23:31

ご回答ありがとうございます!


>日高先生

その昔はオリジナルマンガでは半ば禁じ手にされていた


そうなんです。以前担当さんに、「冒頭は特に、モノローグではじめない方がいい」とアドバイスを受けたことがあり、作品の始め方にものすごく苦労していました。少女漫画などでは、その限りではないようにも思うのですが…


>「センテンスは短く、用字用語の繰り返しは避ける」


そうですね。気を付けて書いたつもりのテキストも少し時間をおいて読み返すと、妙な繰り返しが目についたりして、反省しつつ削ります。


>キャプションやナレーションについては

「視点」を意識しています。

神視点か作者視点かキャラ視点か…

誰に語りかけているのかというのも意識します。


こちらは、いままで深く考えずに書いていましたので新鮮でした。

キャプションやナレーションは、読者の助けになって、面白さをそがないものであるように…そのためにも視点を意識した方がいいですね。


>テクストは出来るだけ削りますがマンガのコマに入れるとき

行替えはめっちゃ意識します。


私は、なるべく文節単位で行替えしたいなと思っています。

最近はデジタル作業が多いので、ネームの文字打ちをしてからふきだしを描くのですが、

アナログで描いていた時は、文字が多くて編集さんが入れてくださる写植が小さくなると失敗したな~、と思っていました(笑)

2018/01/21 23:31
粗いネームの段階で、思いついた端から書いていき、あとから削っていくことが多いです。

私もこの方式です。削りますですね〜。
デビューが紙不足の時代だったので、詰め込み型です。
2018/01/21 23:34
作品の冒頭については、ひとつ考えていることがあって。

たまたま時の人になってしまいましたが、小室哲哉さんがヒットさせた曲って、ほぼ必ず最初にサビがあったんですよね。Aメロ→Bメロ→(Cメロ)→サビ、ではなく、Aメロの前に一回サビが来る。覚えやすいメロディラインで、頭に残るんです。

冒頭でガツンとそのハイライトを見せてアバンタイトルにして、その後に改めてお話が始まる。そういう作りかたって、ヒットするひとつの定型みたいに思っています。

2018/01/21 23:33
神不足の時代ってかっこいいですね……。
2018/01/21 23:39
修正しました>神不足…orz
2018/01/21 23:41
今回は、判っていたようで、実際に聞くと、おお!と考えを改めるようなお話しも多かったです。
前回の高山先生のときも思ったのですが
作家は基礎の部分で拘っているところを持つことって大事だなあと思いました。

(ややまとめに入っている)
2018/01/21 23:44
拘りは基本に宿る 
2018/01/21 23:47
なんぼテキストが多くても、内容と読ませかたで読めるものにはなると思うんです。

以前同じ雑誌にみやわき心太郎先生がノンフィクションを連載しておられたのですが、ものすごくテキストが多い。漫画誌なので他は普通にページ5コマに吹き出し6つとかそんな感じなんですけど、みやわき先生のページだけ吹き出しが10以上ある。ひとつの吹き出しに6w×10lとか無理やりテキストが入ってる。でも、面白いんです。読ませる。それは、構成の巧さであったり、ときには1ページ大の大ゴマを使ったりする緩急のつけ方、画力。

どんなありえない要素があっても、スタイルとして完成させてしまえば勝ちなんだなあと学びましたよ。

2018/01/21 23:41
そろそろ12時になりますね。


そろそろ終了のお時間です。

会場は三日間ほど開放しておきますので、読み逃したかた、もう一度お読みになりたいかたはご覧になってください。

2018/01/21 23:41
ほら、初っ端に当たり前の話をしますよって言ったじゃないですか(*´∀`*)>べるね先生

私たちは周知の事実の言語化と共有、再認識という作業をしているんだと思います。

2018/01/21 23:48

>例外のないセオリーはない

これはとても勇気づけられる言葉でした。セオリーを逸れて面白い見せ方を試していくのはわくわくします。


>実用マンガの場合はわりと「誰のための」っていうところからはじめがちです

想定する読者に届くように呼びかけるのですね。「あなたのためのマンガですよ!」と。

食レポ漫画だったら「食いしん坊さん注目!」みたいな。


>小室式冒頭

ああ、これはすごい、試してみたいと思いました!

冒頭でわかりやすいように、舞台設定や主人公のバックグラウンドをだらだらと描いていった結果、ぜんぜん面白くなくなって、結局お蔵入りしてしまったネームがたくさんあります。ぜひこんど試してみます。


終盤にお話の腰を折る感じになってしまったのですが、質問させていただけてとてもよかったです!

ありがとうございました。

あと10分ですね>< 最後まで拝見しております!

2018/01/21 23:48
そしてそれが存外 大切な作業なんですね。
目には、知らない間にウロコが入っているものなんです。
基礎に帰るとか基礎を学ぶって、ウロコを落とす作業でもあるんですね。
2018/01/21 23:50
ああ、もうこんな時間……藤沢先生、まとまらない答えになってしまいましたが、いらして頂いてありがとうございました! 

そして、べるね・たけうち・高山三先生本当にありがとうございます&お疲れ様でした。

ご観覧の皆様も、なにごとかをお持ち帰りいただければ幸いです。ありがとうございました。

2018/01/21 23:50
2018/01/21 23:52

mokizo

おおジュネ少女が勉強中!

開催中、のべ1万以上の方に御覧頂けたようです。有り難うございました。
あと3日の間、是非読み返して頂けますと幸いです。

2018/01/21 23:52
たけうちりうと先生
藤沢先生
日高先生
高山先生
今回は有り難うございました。
また第三回座談会で宜しくお願い致します。
2018/01/21 23:58

今回の講座はここで終了となりますが、『質問したい…』とお考えの閲覧者さま、三日間の解放期間中に、置き質問しておいてくださいませ。

また、ご感想などもお寄せいただけると嬉しいです。

2018/01/22 00:00
belneさん、今、どんな曲をお聴きになりたいですか…


2018/01/22 00:02
今夜は、落ち着いて。
レナード・コーエンとか
ルー・リードのバラード系を聴きたいです。


2018/01/22 00:10

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登場人物紹介

日高トモキチ


1965年宮崎県生まれ。漫画家・イラストレーター、よろず物書き。

早稲田大学在学中に漫画研究会に所属し、創作活動を行う。

卒業後は出版社勤務を経て独立、漫画作品の製作をはじめ、小説や雑誌企画の挿画、取材記事執筆等を幅広く手がける。

代表作『トーキョー博物誌』『原色ひまつぶし図鑑』『水族館で働くことになりました』(漫画作品)『里山奇談』(共著・小説集)ほか。

2012年より京都精華大学マンガ学部にて講師職を拝命。

表現技法担当教官の一人としてプロット構成から作画に到るまでの工程を指導、各人の個性や習熟度に応じた柔軟な育成を目指す。

また、表現としての実用・エッセイコミック/マンガ表現の多様性についてのレクチャーを行っている。


高山瑞穂


漫画家。

自分の同人誌で連載していた作品が出版社の目に留まりその作品の単行本化にて事実上のプロデビューを飾る(当然売れるわけもなく)。

その後昔取った杵柄(アニメーター)のお陰で「機動戦士ガンダム外伝」「機動戦士ガンダムSEED」など、ガンダム漫画を多数執筆することになってしまう。

現在は京都精華大マンガ学部で特任講師を勤めています。


belne


★ マンガ家 。 
NEMUKI+はないろ語り拾遺帖連載中!
 Kindleストアにて旧作販売中。 
精華大学ストーリーマンガコース非常勤でマンガの先生もやってます。 
アートファクトリィ公式  https://twitter.com/info_artfactory 

著者ブログ  kanzi888.blog24.fc2.com


たけうちりうと


もの書き。第一回ホワイトハート大賞受賞『INTENSITY』でデビュー。

商業誌作品:小学館『こゆるぎ探偵シリーズ』・講談社『ウスカバルドの末裔』他

介護体験記『介護は戦だ! GB包囲網作戦』

note・PIXIVにてエッセー・小説・イラスト・音楽・写真を掲載してます。

書いたり描いたり、撮ったり創ったり。遊び好き。


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