小休止*今日のサンデビ【せくしー】
文字数 577文字
とある平日の昼休憩中。その日はどうにも忙しく、先輩と二人、デスクでランチをとっていた。
それでもやはり息抜きがしたくて、雑談で思考を緩めることにした。
「先輩。どうやったらセクシーなオトコになれますかね?」
「え? 急に何?」
「雑誌でセクシーなオトコ特集ってやつ読んだんですけど、どうしたらそうなれるのか、イマイチ掴めなくて」
「俺もよくはわからないが、あれじゃないか。身近にいるセクシーなオトコの行動を真似したらいいんじゃないか?」
「それは効果を実感できなかったんで、別の案ないです?」
「ええ? ……そうだな。話し方に気を遣う、とか」
「話し方? 了解でしー、のような?」
「何だその"しー"は?」
「せくしーの"しー"です」
「何でそうなるんだよしー。さっきのは艶っぽく喋るとか、低い声で喋ればセクシーに見えるんじゃないのかっていう提案だしー」
自分は笑いが止まらなくなった。目尻の涙を拭いつつ、先輩の口調に合わせてみた。
「そっちでしたかしー!」
先輩も耐えきれずに笑っている。
「ライのセクシーへの道のりは険しいですしー」
「全力で頑張るでしー!!」
「やめろ笑わせんなっ! コーヒーが飲めないだろ!」
「ごめんなさいでし〜」
「ばかやろう〜」
近隣に座る女性職員の脳内(サンデビの可愛い&平和が過ぎて心がもたないでしーーーー!!)
それでもやはり息抜きがしたくて、雑談で思考を緩めることにした。
「先輩。どうやったらセクシーなオトコになれますかね?」
「え? 急に何?」
「雑誌でセクシーなオトコ特集ってやつ読んだんですけど、どうしたらそうなれるのか、イマイチ掴めなくて」
「俺もよくはわからないが、あれじゃないか。身近にいるセクシーなオトコの行動を真似したらいいんじゃないか?」
「それは効果を実感できなかったんで、別の案ないです?」
「ええ? ……そうだな。話し方に気を遣う、とか」
「話し方? 了解でしー、のような?」
「何だその"しー"は?」
「せくしーの"しー"です」
「何でそうなるんだよしー。さっきのは艶っぽく喋るとか、低い声で喋ればセクシーに見えるんじゃないのかっていう提案だしー」
自分は笑いが止まらなくなった。目尻の涙を拭いつつ、先輩の口調に合わせてみた。
「そっちでしたかしー!」
先輩も耐えきれずに笑っている。
「ライのセクシーへの道のりは険しいですしー」
「全力で頑張るでしー!!」
「やめろ笑わせんなっ! コーヒーが飲めないだろ!」
「ごめんなさいでし〜」
「ばかやろう〜」
近隣に座る女性職員の脳内(サンデビの可愛い&平和が過ぎて心がもたないでしーーーー!!)