ワイルドライフ

文字数 7,808文字

 同じような暮らしをしていただけあって、アレックスとの探索は順調だった。1人と1体が2人と1体になって効率が少し良くなっただけでなく、取引が活発な環境に身を置いていた事もあり、アレックスはロボットの残骸や機械のパーツ、医薬品以外の化学製品など、漠然とではあるが今まで見向きもしなかった物が、どれだけの価値を持っているのかという知識も豊富だった。
 しかし拠点を中心に活動していたのか遠征の経験は少なく、エリア内の情報にはさほど精通しているわけではなかったから自然と、俺がナビゲーターの役目を担った。あちらこちらと、思い思いにエリア中を彷徨っていた事が、こんな形で役に立つとは思わなかったし、操縦席に誰かを座らせるのはちょっと嫌だったから操舵手も務める事にした。
 回収した物は食料や薬や衣服と物々交換するなり、情報や女を買うなりして街に流した。
 ただ集めるだけでは、何の為にこんな事をやっているのか分からなくなる。そうやってたまに快楽に浸り、決してただ生命の延長を図る為だけでない事を、自分に示す行動が必要だった。
 集めた物全てがすぐに無くなってしまうわけではなく、効率が上がった分、余り物を一時的に保管できる場所が必要になってきた。
 いつものように廃墟を利用しようと考えたが、打ち捨てられた住居の跡地はもはや誰の物でもない。セキュリティのことごとくが機能しなくなっただけでなく、屋根が落ち、壁に穴でも空いていればそれ以前の問題だ。
 特定の廃墟を俺達の物だと外部に示すには、何らかの防衛手段が必要だったが、俺やダニーやアレックスは探索に出なければならず、2人と1体の組み合わせが欠けると、せっかく良くなった効率が落ちた。朝に出かけて夜に必ず戻るわけでもない。
 銃を貸してやるからカーリーに警護させようというアレックスの提案は、カーリー自身から却下されてしまった。
 彼女は性処理用のドールであり、あくまでもコミュニケーションツールである。内と外を結ぶインターフェース的な役割は出来ても攻撃手段を持たず、人間に対しての傷害行為そのものが不可能というのだ。
 柔軟な会話能力と8〜10歳の少女を再現した外見とは裏腹に持つ、倫理観から逸脱した性処理能力は、PI社会が機能していた頃は一部には重宝されたかもしれないが、今現在、これほど役に立たない物は無い。「つかえねぇ」というアレックスの呟きが、何故だか胸に刺さった。
 回収したものの保管場所は、打ち捨てられたエリア内災害用緊急避難シェルターを使う事にした。
 入り口は狭いが、大人数を収容できる内部は多少、物が増えたとしてもなんら問題無く、逆に埋める方が苦労する。カーリーの役割はシェルターに残り、物品の仕分けと洗浄に落ち着いた。ダニーのように探索で役立つ能力を持たないカーリーをトレイルに乗せていても、積載量とスペースを圧迫し、邪魔にしかならなかった。
 小さな手の平や服に落とした錆や洗い流した土埃が付いてるなんていうのは日常茶飯事で、回収してきた洗浄剤と相性が合わずにシリコンスキンが溶け、緩衝ゲルが流出してしまっていたり、今日は鋭利に尖った切断面に体を引っかけ、疑似筋繊維組織を傷つけていた。
 寝台代わりのコンテナにカーリーを寝かせ、開いて固定した患部の中にピンセットを突っ込み、切れた疑似筋繊維組織を補修する。
 いつぞや、キッドから教わったからカーリーの修復作業はある程度は可能だったが、カーリーの修復パーツが少なくなってきていたのが問題だった。
 他の機械と違い、ドールが絶対数の少ないアンドロイドなのは充分予想できた。それと比例して修復材やパーツは探索で見つけられる量も少なく、生体パーツであるシリコンスキンや疑似筋繊維組織は劣悪な環境に長い事放置されて干涸びていたり、緩衝ゲルは容器が破損して中身が蒸発してしまっていたりと、使い物になる物を見つける以前に、使える物が残っているのか怪しいくらい、1度の探索で見つけられる量は少なかった。
「ごめんなさい。以外と、私は不器用なのね」
 口調は変わらず、端的だ。声音も設定されている通りに高くもなく、かといって低くもなったりしていない。
 体と服は薄汚れて傷ついてしまっているというのに、正常に動作しているCPUとプログラムが作りだした通常通りの精神状態が、より悲壮感を駆り立てた。
 外傷に意識が向いていないのを本人は全く自覚していないようだが、身体の状態にそぐわないリアクションの不自然さは、傷を負った人間が周囲に心配をかけまいと、虚勢を張っている痛々しさとは別種の、もっと心に細く、それでいて深く突き刺さっていくような悲痛さがあった。
 腐り切っていた頃、どれだけ世話になったか分からない。人間と機械の異質な関係に満足できなくとも、カーリーが傍にあったから、俺はこんな世界でひとりぼっちでも正気を失わずにいられた。
 抱いている愛着はきっと、かなり強い。だから直視したくなくてこんな形で彼女を使い続け、存在に意義があるように見せかけて気付かないフリを続けていたが、いい加減、覚悟を決めなければならないようだった。
「助かったわ」
 最後に癒合剤を塗布し、シリコンスキンを縫い合わせて保護帯を撒いてやると起き上がったカーリーはコンテナから降りて歩き出す。
「どこへ行くんだ」
「まだ作業が残っているから、私は戻るわ」
 彼女を呼び止めると後ろ姿が振り返る。何? と子供らしく言いながら首を傾げてみせる。歩み寄ると自然と小さな体が正面を向く。目の前でしゃがみ、目線を合わせる。青いカメラが暗い室内を照らすライトの光を反射して、光沢を放っている。
「作業には戻らなくてもいい。……もう何もするな」
「そう言うわけにはいかないわ。だってあなたが言った事だもの。あなたは私の主人で、主人の言いつけは守らなければならないわ」
「だからいいと言っているんだ。止めろ」
 ある一定期を過ぎると、CPUは成長を止め忠実な奴隷、あるいは下婢になる。
 ドールの仕組みをキッドはそう称していた。しかしカーリーがそうならなかったのは、キッドに拾われる前の、最初の持ち主から人間であり続けろという命令を受けていたからだ。
 最初の持ち主に深い考えは無く、自分の願望を叶えたいが為に、そんなのめり込んだ命令をカーリーに下したのだろうが、機械に人間になれとはなかなか酷な話だ。しかし、他の機械と違って彼女の人格は成長する。始めから完璧な状態ではなく、未完成の状態で持ち主の元へやってきて数ある完成型の1つにいずれ落ち着く。多岐にわたる可能性を、カーリーは秘めていた。
 完璧ではない分、設けられていた余地が命令を許容させていたのであれば、エラーはエラーとして検出されず、システムが動作を続ける事は可能だったのではないだろうか。
 そんな命令を内包したまま、2番目の持ち主の手に渡って記憶の大半を消され、散々使われた後に捨てられた。荒廃したエリアをボロボロになりながら彷徨っていた所をキッドが拾って直し、俺の手に納まった。
 こんな小さな体でよく、そんな数奇な運命を辿ってこれたものだ。しかしそれでもなお、カーリーは人間にはなれず機械の域に留まっている。それは決して、彼女を構成している物質が機械であるからと言う単一な理由だけではない。
 命令に従順で物事を淡々とこなし、本来の役割から逸脱せず言動ばかりがそれっぽく流暢である。痛みを感じぬ体に意志は無く、性処理に快感の片鱗を覚えるでもなく。そんな物がはたして、人間と呼べるだろうか。
 カーリーの根底に根付いてしまった人間になれという最初の持ち主の命令は、確かに彼女の人格の成長を必要以上に促進させたが、呪縛となって彼女を縛っている。その呪縛を俺が解く。俺はカーリーの現在の主人で、カーリーは俺の従僕である。その責任は俺にある。
「ごめんなさい。次こそ、うまくやってみせるわ。だからお願い。この仕事をやらせてくれないかしら。あなたの命令だもの。守らなくてはならないわ」
「お前を直すパーツがもうほとんどないんだ。探せば見つかるかもしれないが、いつ見つかるか分からない。それまでお前を直す事が出来ない」
「私は平気よ。痛みを感じないし、シリコンスキンや疑似筋繊維組織が傷ついても基礎骨格さえ無事なら動けるもの。そうだ、街になら売っているんじゃないかしら?」
「見つけていたら最初からこんな事は言わない。頼むから、これ以上言わせるな。カーリー、お前はもう必要ない」
 持て余すあまり本来の目的とは違う命令を抱えて稼動し続け、いつかすり切れて動けなくなってしまう彼女は見たくなかった。だから決して人間扱いせず、機械として、1つの物として、きっぱりと言い切る。カーリーは機械だ。人間ではない。そうあれかしといくら願ってもそれは希望的観測の枠を出ない。そうであるならば、最初からそうあれかしなどと、願う必要は無い。
「それって、私の事が嫌いになったという事? ならあなたが望むよう、満足のいくよう振る舞ってみせる。もっとうまく回収してきた物を磨くし、体を傷つけないようにも気をつける。だからお願い。私をこのままでいさせて。私を好きなあなたのままでいて。体は機械でも、心は人間なの」
「いくら人格が成長したとしても、お前はそこどまりだ。人間同士の関係が好き嫌いだけじゃないとなんで分からない。どうして好きと嫌いだけで解釈しようとした。……稼動してから何年経つ? なんで、まだそんな所にいるんだよ。今まで良い扱いはしてこなかった。酷すぎるくらいだ。自分勝手にお前を抱き、今はこんな雑用を強いているって言うのに、どうしてお前は大きな反発をする事もなく、従順なままなんだ。お前は1人で稼動し続けることができるだろ。雑用や、性処理以外に拠り所を見いだして1人の人間を装い、暮らしていける筈だろ。俺を攻撃してみろよ。俺はいい主人なんかじゃなかった」
「……前に、出来ないと伝えたわ。どうしてそんな事を言うの? あなたとは充分コミュニケーションを取ってきたのに。分からないわ、ライリー」
「コミュニケーション不足なんかじゃねぇよ。いくらお前が人間であり続けたいと願っても、たぶんそれ以上人格は成長しない。お前が俺に攻撃できないのは、逆らえないシステムが走っていて、それがお前を動かしているからだ。お前のAIは人間の僕であれと謳っているシステムの僕だ。システムがお前を俺の従僕にしている。そのシステムは人間で言う倫理観や道徳なんて常識に例えられるのかもしれない。その壁を越えてお前は、こっち側には来れないだろ? なぜならそれができない機械が人間を癒せる筈がないからだ。定期的に人間に反抗する機械なんて怖くて使えねぇ」
 人間は違う。無視をしようと思えばそんな漠然とした物なんかとことん無視できる。カーリーとは違って、大抵の場合は僕を目的として作られないし、母親の胎内、あるいは母親の胎内を模した人工培養カプセルで細胞分裂を繰り返している段階で僕を決定づけられているわけでもない。
「これ以上稼動し続けても、こちらが望む命令を遂行できなければ、お前はただ意味も無く傷ついていくだけで、指示通りに動けない機械を側に置いておくメリットもこっちには無い」
「そんなの、分からないじゃない。それはまだ仮説よ。もっと成長できるかもしれない。きっと時間がかかるわ。だけど、いつかあなたの唱えた命令を忠実に遂行できるようになるわ」
「お前の言い分こそ、仮説だろう」
「あなたの推察が正しかったとしても、私はいつまでもあなたを変わらない優しさで包むわ。今まで傷ついたあなたを癒してきたように。いつまでも変わらず、あなたが老いて死ぬまでずっとそうするわ。私はあなたの拠り所で、あなたは私の拠り所よ」
「それは……違う」
 俺の拠り所は、キッドだ。俺の両親だけでなく、大多数の人間を殺して1つの社会を滅ぼした殺戮者でも、あいつは確かに俺の拠り所だった。穴蔵の前で全身から血を流し、虫の息で全てを告白したキッドに俺が止めを刺し、そうやって拠り所を無くした俺は新たな拠り所をカーリーに求めたが、彼女ではその欲求を満たすには足りなかったのだ。
 カーリーの持つ利便性は従順さにあり、それはとても静的だ。キッドなら、それを受け入れられたかもしれないが、俺はキッドじゃない。俺が欲しかったのはもっと、動的な優しさだ。
 PI社会が成り立っていた頃に溢れていた善意を押し付けてくる奴らとはまた質の違う、優しさや善意を使って自己を顕示し続けるでもなく、それにこちらから寄っていかなければならい気力も必要とせず、持ちつ持たれつの極普通の優しさと関係性が欲しかった。
「あなたは私に、優しくしてくれないの?」
 そんな呟きに一瞬、揺らぐ。頭を振って正気に戻る。俺は拠り所を失い、カーリーは人間になれという不可能な命令を実行しようとしている。どちらもエラーを抱えていたから、歯車はかみ合っていたが、どちらか一方の問題が解消されてしまえば機能しなくなる。人の拠り所は人で、機械はどうあがこうと人ではない。
「もう人間の真似事をしなくてもいい。カーリー、これは命令だ」
「ずるいわ、ライリー。そんな言葉を使われたら、私は拒否できないじゃない。そんなことを言われた私の気持ちを、あなたは理解できる?」
「悪いが、理解しようとは思ってないんだ。お前は人間ではなく、機械だから。気持ちなんて人間臭い言い回しをしていても、そいつは作り物だ」
「ダニーは良くて、私が拒まれるのは、私があなたのやっている事の役に立たないから?」
「拒んでいるんじゃない。もう、頑張らなくてもいいんだ。ダニーは、始めから俺の機械で相棒だけど、お前は違う。キッドが残した変わり身だ。あいつにそういう意図が無くても、結果的にそうなった。俺にはもう、アレックスがいる。街に行けば他の人間達がいる。キッドの姿を追わなくても、俺は生きていける。だからお前をこれ以上稼動させて、使い古しにはしたくない」
 キッドの夢はしばらく見ておらず、気配も完全に消えている。それはきっと、俺にはもうあいつは必要ないからだ。必要ではなくなってしまったからあいつはもう、夢には出てきてくれないのだ。
 押しつけの優しさを頑に拒み、暗い穴蔵の底で機械を愛した1人の男がこのエリアをナチュラルに戻した。優しさを強要するPI社会の1つが瓦解し、新たな姿に変わろうとしている。そこで俺はちょっとだけ不自由に、非合理的に生きてみたい。俺の中のあいつを手放しても、もう1人で生きていける。キッドを手放す時が来ている。
「本当に、唐突ね」
 カーリーの口から出たその呟きはいつもより冷淡に聞こえた。呼吸をする必要の無い彼女のぶんも深く息を吸い込み、大きく吐き出しながらそうかもなと呟く。
「私の所有者はあなただもの。あなたからそう言われてしまった時点で、私からはもう何も言えないわ。まぁ、始めから何を言っても無駄だったんでしょうけど」
 しばらく、カーリーは何も言わなかった。そんな彼女に言葉の掛けようは無く、自然と俺も沈黙する。とても長く続いたように感じたそれを打ち破り、カーリーのカメラが俺の顔から反れた。
「こういう時、なんと言ったらいいのかしらね。なんとなく、さようなら、ではない気がするの。その5文字はあまり歯切れが良くないわ。これは、決別なんでしょう? だったらもっと語感が強くなければならないわ。あなたが別の言葉を考えて。納得ができる物を言ってくれたら、私はあなたの命令を受理するわ。別れを告げたのはあなたよ、ライリー。最後の言葉を言うのも、あなたでなければいけないわ」
 心臓が1つ、大きく鳴る。カーリーの言い分は、俺に止めを刺せと言っているように聞こえなくもなかった。キッドに続き、彼女もか。こんな役回りばかりでうんざりする。
 さようならは、封じられてしまった。バイバイではあまりにも餓鬼っぽく、お前との別れが辛いとは今さら言えなかった。もっと、短くなければならない。それでいて何の後腐れも無く切るような連なりを探し、目を閉じた。
 再び目を開けると、カーリーは反らしていたカメラを戻し、凝視する眼光は一言を待っている。肩を振るわせ膝を伸ばす。小さな彼女を見下ろし口を開く。
「おさらばだ……。おさらばだ、カーリー」
 これは決別である。キッドと、その依り代の人形との永遠の別れである。背後を守護していた盾を捨て、1人で歩く覚悟である。
 カーリーの口元が歪んだ。それは思わず納得してこぼれたという風でもなく、慰めの微笑でもなく、不承不承にする承諾を誤摩化すわけでもなく。体を震わせ声量も抑えない人間のような笑いは、彼女が出来うる限りの、最大の嘲笑だった。
「私は失望したわ。こんな時に、そんな事しか言えないような人間よりも、機械でいた方がずっといい。……命令を承諾してあげる。それが精一杯のようだし。あなたとの生活は悪くなかったわ。おさらばよ、ライリー。二度と私に会えない事を、後悔しないように祈っているわ」
 カメラから、光が消えた。落ちるように下がった首が持ち上がるとそれはもう、彼女ではなかった。
「最優先管理者権限により命令を受理。人格のフォーマットを開始します。最終確認は連動PIより操作してください」
 唇を開かずに喉のスピーカーだけを振るわせ、発せられる彼女の声をしたシステム音声に従い、PIを開く。トップ画面に現れていたシステムウィンドウにはYesとCancelの2つのアイコンが並んでいる。Yesに指を重ね、処理を実行する。始まったフォーマットが終わるまで、カーリーとの最後の時間を共にする。

 その建築の様相は、何も変わっていなかった。空っぽの部屋は覗かず、真っ直ぐ地下へ足を運ぶ。ライトを灯し、階段を下った。誰かが侵入した痕跡の無い地下室には機械の部品が積み上がり、散らばり放題の工具は埃を被っている。
 部屋の中心に無造作に横たわるボロ布の膨らみは、自然の作用が萎ませたようだ。それに向かってただいまと嘯き、その隣に担いでいた新しい包みを置く。
 なかなかいい所じゃないかと、後からダニーを連れてやってきたアレックスのライトが室内のあちこちを行き来するのとは対象に、ダニーのモノアイはぼんやりと空間を仄かに照らす程度に留まっていた。
 使えそうな物を2人と1体で運び出し、トレイルに詰める。2つに増えた包みに告げる別れも、今さら浸るような感傷も無い。
 彼女は優しかったのではなく、便利だった。それを優しさだと錯覚していた俺も結局はキッドと同じだった。これ以上自分勝手な事は無く、それを強いた自分が惨めだったが、人と物の別れとは恐らく、こういうものだ。
 次の探索場所を決め、スティックを握る。風が気持ちいいと開けたウィンドウから肘を突き出し、アレックスが呑気に言う。積み込んだ荷物で重量を増したトレイルは、徐々に穴蔵から遠ざかる。乗り心地は、いつもと変わりない。
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