『ブックセラーズ』感想

文字数 438文字

 印字、装幀、紙、それらが並ぶ本棚・・・洋書の美しさに見惚れる。
 希少本に価値を求め、一冊一冊の個性を語る時のブックセラー達の目の輝きもまた魅力的だった。
 ブックセラーがキーパーソンとなる映画作品が紹介されたり、日本でもよく知られている物語が随所に登場するので、食いつきやすい部分もあってハイセンスな演出のドキュメンタリーだと思う。堅苦しい感じはなかった。
 出演者の一人作家のフラン・レボウィッツ氏の本への愛情と、厳格そうでいてユーモアのある語りが面白い。出てくると何を言うのか期待した。
 ブックセラーや本を扱う専門家から見たその本の価値、希少性を追求しているドキュメンタリーは興味深く、本に情熱を注ぎ仕事にしている人達がとにかくいきいきしていた。タイトル通り主役はブックセラーや本を愛する人々。

 絶えず字幕が出ている印象で、内容的に難しくはないが常に読み続けていた気がする。
 本編やエンディングで流れるジャズミュージックがドキュメンタリーの雰囲気と合っていてかっこよかった。
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