第十一話「魂を自慢する婆」
文字数 377文字
「婆、願い事を叶えてあげるよ。なんでも言ってごらんよ。」
少年は言った。
「婆はね、あんたがいるだけで、願い事が叶ったようなもんなんだ」
「なんにもいらないさ。」
婆は少年の頭を撫でながら言った。
「婆、僕は婆の魂なんだ。婆の願い事を叶えるのが僕の使命なのさ」
婆は困った顔で考え出した。
「そ、そうさね~。とりあえずこの星を出ようか。元いた場所に行って、
魂のある婆の姿をあの街の人間たちに見せようかね」
「了解」
少年は何もないところをノックした。
すると突然扉が現れた。
少年は扉を開き、どうぞと腕を差し出し、婆を扉の中に入れた。
雨が降る、赤茶色のアパートが立ち並ぶ街の中、少年と婆は歩き出す。
「婆さん!あんたに孫なんていたっけ?」
街を歩いていると驚いた表情で街の人が見てくる。
婆は鼻が高かった。
婆が雨に困ってる素振りを見せると、
少年は婆の頭上だけ雨を降らないようにした。
少年は言った。
「婆はね、あんたがいるだけで、願い事が叶ったようなもんなんだ」
「なんにもいらないさ。」
婆は少年の頭を撫でながら言った。
「婆、僕は婆の魂なんだ。婆の願い事を叶えるのが僕の使命なのさ」
婆は困った顔で考え出した。
「そ、そうさね~。とりあえずこの星を出ようか。元いた場所に行って、
魂のある婆の姿をあの街の人間たちに見せようかね」
「了解」
少年は何もないところをノックした。
すると突然扉が現れた。
少年は扉を開き、どうぞと腕を差し出し、婆を扉の中に入れた。
雨が降る、赤茶色のアパートが立ち並ぶ街の中、少年と婆は歩き出す。
「婆さん!あんたに孫なんていたっけ?」
街を歩いていると驚いた表情で街の人が見てくる。
婆は鼻が高かった。
婆が雨に困ってる素振りを見せると、
少年は婆の頭上だけ雨を降らないようにした。