第十話「?」

文字数 284文字

薄暗い教室の中で陰険ないじめ。
ネットで検索すれば、「~学校 いじめ」
どこの学校でもそう検索候補が上がる。
だけど僕なんだ。
この学校でいじめを発生させてるのは僕なんだ。
僕は人の心に何かを思わせることが出来る。
ある程度は事実に拠ったことを思わせないとダメだけど、
人の解釈する余地さえあれば、そこには僕の付け入る余地がある。

誰かが喋っている。テンションを上げて喋っている。
調子に乗っているように思わせ、むかつかせ、
いじめの対象にさせる。

僕は最低なやつだ。
だけど何故か僕は僕をコントロール出来ていない。
最低なやつだと思いながら、
僕は僕の思考を思い通りにすることが出来ない。

あれ?
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