8
文字数 2,232文字
お・・・お似合い?って私と櫂斗が?おばさん、目おかしいんじゃないの?
どこを、どう見てお似合いって思えるんだろう?会えばケンカばっかりしてるのに?
おばさんの言う事って理解出来ない。
あっ!!そうだ!!!話題を変えよう・・・。
変えないと私の気がおかしくなっちゃいそうだ。
すっごく綺麗な人なんだ。
昔、よく遊んでもらって(もちろん櫂斗も一緒だ)伶奈ちゃんの事が大好きだった私。
私は1人っ子だから伶奈ちゃんみたいなお姉ちゃんが
いたらなぁと本気で憧れてた。
すると・・・伶奈ちゃんが出てきた。
いいよ、いいよそんな事しないで・・・。
私が告げ口したみたいになるし、後で櫂斗に何言われるかわかりゃしない。
そうして伶奈ちゃんと別れ家に戻った。
って言うか、気を付けるも何も、家近いんだけどな。
伶奈ちゃんって結構おもしろい。あはは。
家に帰ってきたら、もう夕ご飯が出来てた。
今日のメニューは私の大好きなオムライスで
嫌な出来事も吹っ飛んだ気分になった私。
何て単純な性格をしてるんだか・・・アハハ・・・。
そしてご飯を食べた後、お風呂に入ってから
自分の部屋で勉強をしているところ。
そして勉強が終わり、今日1日あった出来事を思い出す。
今日は本当色んな事があった日だった。
櫂斗と会うし、しかも同じクラスだし。
また近所だし、これから毎日一緒に登下校しなきゃだし。
あと、お母さん達が勝手に考えてる。私と櫂斗の結婚。
重大な問題ってのが、この結婚なんだよね。
何でこんな事思いつくんだか謎。
って言うか、私の気持ちを完全に無視してるから腹が立つよ!
櫂斗の気持ちもそうだろうけどさ。
はぁ、考えてると頭が痛くなってきた。
もう寝ようっと、おやすみなさ~い。
元気よく家を出たら、櫂斗がいた・・・。
なんでいるかな。まぁ一緒に学校に行くんだけどさ。
はぁぁぁ・・・。
う~ん。櫂斗はあのコト知ってるのかな?聞いてみたいけど聞き辛い内容だもんなぁ。
と考えてそして、ジーっと櫂斗を見た。
と櫂斗に言いながら自転車に乗って学校に向かった。
そして学校に着いた。
コイツ、また言ってるよ。
まったく。綺麗な子には、これなんだから。
私にも、少しくらいは優しくしてくれてもいいじゃん。
でも櫂斗が急に優しくなるってのも逆に怖いような・・・。
アハハハハ・・・。
と私は櫂斗に嫌味っぽく言った。
それからマリは小声で私に聞いてきた。
さすがに、例の件はマリにも言い辛いしね。
マリに言ったら、また色々とツッコまれそうだし。
うっ!!!怖い、ダメだ。
マリには嘘はつけない。仕方ない素直に言うか。
はぁぁ、マリってうちのお母さんより、ある意味怖いかも。
それから、私達は教室に向かった。