魔汞(まこう)

文字数 417文字

液体金属の代表格「水銀」の物的同位体
専用の術式下では遠隔で任意の形状に変形させることができる。
無意識に術式を行使する生物の種が存在し、同様の原理で身に魔汞を操っている。

特殊な性質として、複雑な魔力制御を要するが形状を自在に形状を変える事が出来る。
魔力抵抗は極めて少なく魔直はすぐに通り抜けてしまうために術式の魔力消費は膨大である。
魔汞を操作するために非常に少量の魔汞を効率的に扱うという手法も存在するが、人間規模のサイズでは指先程の大きさに満たないので実用的でないとされている。

錬金術やその他の研究においては遠隔で制御可能という利点を利用し、ごく少量の魔汞を密閉された空間内で操作することで人間に適応不可な環境下における実験に利用されることが多い。

武器などに少量の魔汞を添加した合金をミスリル合金と呼び、魔力への適性が非常に高い且つ遠隔で操作可能という利点を引き出す手法が存在するが、合金の添加物の割合がとても細かいため量産が難しい。
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