第6話
文字数 512文字
朝起きると、男と一緒に寝ていた。私の体には事後の倦怠感はなく、多分私が泣くだけ泣いて寝たんだと思う。昨日何を話したのかは意識が朦朧としていた割によく覚えていて、ちょっと恥ずかしい気持ちになった。
それからは起きて、勝手にお手洗いを借りて、朝ごはんを食べて行かないかと言われたけれど、断って帰る準備を始めた。昨日のよりはよくみていなかったのだけど、男の家は、片付いているといえば片付いているし、片付いていないといえば片付いていないような不思議な家だった。
「あの、君の写真をどこかで発表してもいいかな。結構撮っちゃったんだけど。」
「いいですよ、別に。」
「これ。」
そう言われて渡された紙には電話番号と名前が書かれていた。
「三条巧さん。」
「もし、よかったら連絡して。」
「ありがとうございました。」
私は駅まで送ると言ってくれたところを遠慮して家を出た。もう時間はお昼過ぎだった。そこからは岡山駅から新幹線に乗って家まで帰った。とても濃厚な二日間だった。私は、家についてすぐに寝てしまって、起きたのは次の日の夕方だった。使わなかったもう一枚の青春18きっぷは買ったのと同じ格安チケット販売所に格安で買い取ってもらった。
それからは起きて、勝手にお手洗いを借りて、朝ごはんを食べて行かないかと言われたけれど、断って帰る準備を始めた。昨日のよりはよくみていなかったのだけど、男の家は、片付いているといえば片付いているし、片付いていないといえば片付いていないような不思議な家だった。
「あの、君の写真をどこかで発表してもいいかな。結構撮っちゃったんだけど。」
「いいですよ、別に。」
「これ。」
そう言われて渡された紙には電話番号と名前が書かれていた。
「三条巧さん。」
「もし、よかったら連絡して。」
「ありがとうございました。」
私は駅まで送ると言ってくれたところを遠慮して家を出た。もう時間はお昼過ぎだった。そこからは岡山駅から新幹線に乗って家まで帰った。とても濃厚な二日間だった。私は、家についてすぐに寝てしまって、起きたのは次の日の夕方だった。使わなかったもう一枚の青春18きっぷは買ったのと同じ格安チケット販売所に格安で買い取ってもらった。