第7話 異色の新しいクラス──調理士とは
文字数 1,071文字
ギルドからの通知を受け取ったんだ。
俺たちの新しい仲間になってくれるって言うからさ。
ワクワクして待ちきれなくてここに来ちゃった。
なぁ。仲間になってくれる調理士の人、ここに来てる?
いや、ま……マジで? マヤ姉さん。
あの人が俺たちの新しい仲間なのか?
なんか近未来から来たサイボーグが登場するテーマソングが流れてくるんだけど……。
それはモンスターと戦い、手に入れた食材で料理を作る異色の新しいクラスである。
武器は包丁、鍋、フライパン。
アイテム袋には調味料と香草のみ。
それ以外は全て現地調達が基本である。
それ以外を持つ者は未熟者であり一笑に付される。
うーん、分かった。払うよ。このままだと連れて帰れないから。
俺たちのパーティにヒロインちゃんいるからさ、
こんな人連れて帰ったらヒロインちゃんきっと泣くし可哀想だし。
これからまだいっぱい問題が出てくると思うけど、その分レベルが高いからプラマイゼロになると思うわ。
料理はすごく腕が良いから期待して大丈夫よ。
何かあればいつでもカスタマイズしてあげるからギルドに来てね。
……基本有料だけど。