第54話
文字数 245文字
あまり気にしないようにしてきた、自分の顔のシワやシミ。触るのがいやだったけれど、スキンケアを始めて肌触りを確かめるのが日課となった。もう少し白いと思っていたが、ずっと放ってきたせいでかなりダメージを負っているため、良い肌色とはとても言えない。白くならないまでも、血色のいい感じにしたい。手指もきれいなつもりだが、年齢相応の荒れ具合だった。ハンドクリームを使うようになって、先にてのひらの感触が改善されてきた。けっこうな変化をしているのに、家族には気づかれていない。もう少し努力を続けよう。