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文字数 651文字
このバイトが終わったら、真面目に就活でもするかと考えた。
いつまでも実家の親も、騙せたものではない。
営業でも何でもやって、人生の流れ作業を完結させようと考えていた。
夢などは、端っから無かったのだから。
それに、人恋しさもあった。
友人と呼べる者も、就職してしまえば疎遠になってしまう。しかも俺は不規則な生活。
あいつらは、判で押したような生活をしているのだ。時間も話も、合う事はないだろう。
さてと塞ぎ込んできたなと俺は。
久々に居酒屋へと向かった。まだ飲めるだけの金は残っていた。その辺は手堅い男なのだ。
するとそこには、例のおじさんがいた。
完全に忘れていたので、嫌だなと思うよりも、何だか嬉しかった。
俺が隣に座っても、おじさん元技術者は気が付かなかった。
俺はいつものように、焼き鳥と揚げ出し豆腐や季節の魚等を頼んで、焼きおにぎりで、夕飯の代わりに酒で流し込んでいた。
美味い、サラリーマンは毎日こんな生活かな?
それも良いかもと思えてきた。
何より孤独でないのが暖かかった。
すると突然、
「おっ!お前か・・・、久々に来たな。
よしよし、飲め」
と、おじさん気が付き酒を勧めてきた。
俺は、
「どうも」
と、日本酒のぬるいのを頂いた。
一口飲んで喉がカーッときて。
う~ん、まだこの手は好きではないのかもな、と思ったが。ポカポカと体が暖まってきた。
二杯程頂くと、俺は店の大将に同じ物をと、
日本酒のお代わりを頼んだ。
常温の酒の入ったガラス瓶が前に置かれた。
う~ん、冷やすか熱燗で飲んだら良いのにと思ったが、言わなかった。
いつまでも実家の親も、騙せたものではない。
営業でも何でもやって、人生の流れ作業を完結させようと考えていた。
夢などは、端っから無かったのだから。
それに、人恋しさもあった。
友人と呼べる者も、就職してしまえば疎遠になってしまう。しかも俺は不規則な生活。
あいつらは、判で押したような生活をしているのだ。時間も話も、合う事はないだろう。
さてと塞ぎ込んできたなと俺は。
久々に居酒屋へと向かった。まだ飲めるだけの金は残っていた。その辺は手堅い男なのだ。
するとそこには、例のおじさんがいた。
完全に忘れていたので、嫌だなと思うよりも、何だか嬉しかった。
俺が隣に座っても、おじさん元技術者は気が付かなかった。
俺はいつものように、焼き鳥と揚げ出し豆腐や季節の魚等を頼んで、焼きおにぎりで、夕飯の代わりに酒で流し込んでいた。
美味い、サラリーマンは毎日こんな生活かな?
それも良いかもと思えてきた。
何より孤独でないのが暖かかった。
すると突然、
「おっ!お前か・・・、久々に来たな。
よしよし、飲め」
と、おじさん気が付き酒を勧めてきた。
俺は、
「どうも」
と、日本酒のぬるいのを頂いた。
一口飲んで喉がカーッときて。
う~ん、まだこの手は好きではないのかもな、と思ったが。ポカポカと体が暖まってきた。
二杯程頂くと、俺は店の大将に同じ物をと、
日本酒のお代わりを頼んだ。
常温の酒の入ったガラス瓶が前に置かれた。
う~ん、冷やすか熱燗で飲んだら良いのにと思ったが、言わなかった。