第4話

文字数 293文字

鏡を覗き込んだ時、見えたのは、自分の悪事か、それとも、あいつの悪事か、、、




鏡に現れたのは、きれいに体と首から上が切り離された男。

そして、長い杖のてっぺんについた顔だけの男。
やけに青白い顔の男。




気づいた時には、俺の体は、こいつの頭とくっついていた。





なぁ、なぜお前は、あの時、俺を助けてくれなかったんだ?

そんなに、自分の体が欲しかったのか?

____それが親友の体であっても?

なぁ答えろよ。なんで答えない?




お前ばかり、ずるいんじゃねえの。

もうこんだけ、体のある生活を送れれば、もう満足だろう?


そして俺は手をあいつの首に絡ませた。





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