文字数 479文字



ついさっきまで一緒だった君が
最後に僕に言った言葉が離れない
君の目の前に続く道は正しいのか
君の使う時間は有意義なものか
答えられないまま前に進んだ
僕らは選択の毎日に翻弄され
弱い僕らは誰かの声に力に
既に答えの出た近道に
つい手を伸ばしてしまう
時と場合によっては
それは自分の糧になって
後で役立つ事もあるけれど
選択できる事を良くも悪くも減らしていく
僕が手を伸ばしたい夢を見ると
そこにはなぜか甘美な罠が待ってる
積み重ねてしまった経験と
心が騙されてしまった誘惑に
間違いとは言い切れない平坦で
人によっては憧れるかもしれない
親たちがよく言っていた楽な道
あの人もその人もそれなりには
満足さえいるようには見える
でもどこかで夢を手にした人を見ては
羨望の眼差しを送っている
流されて生きるのも人生
走り続けるのも人生
たった一度の道 君は夢を選んだ
輝きを放つにはまだ時間がかかりそうだ
でもいつでもどこでも楽しそうだ
僕はどう見えているのだろう
まだあっちには行きたい
でも弱い僕はその罠によく嵌る
そして迷ったふりしてよく逃げる
いつかどこかは僕次第
明日も悩んだフリしながら
また流されるまま夢を見ている


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