２

曇り空を眺めて雨の匂いに気づく
今日は出かけるべきじゃない
そう心の奥底では警鐘が鳴ってる
そんな日も当たり前に家を出る
それが当たり前の毎日
やりたいことも夢もあったけど
忙しさと疲れのせいで
いつのまにかどうでも良くなってる
奮起すればなんとかなる
そんな事はわかっているけど
疲れを忘れることそれは
現実逃避して自分の世界に閉じこもる
それが自分を守る術だと
もう1人の僕が強く主張している
そして弱い僕はその気持ちに逆らえない
無駄にすぎていく毎日
明日はやろうと何度誓ったかわからない
でもまた朝になればギリギリまで
やろうと思ってたことから
目を逸らしてる自分がいる
あっという間に一年が過ぎ
去年も同じことで葛藤してた
そんな思いだけ蘇る
素知らぬフリを続ける自分がいる
何かから逃げ惑うのは
多少なりの経験から
生み出される答えが見えているから
でもやりたいと願う自分もいる
買わなきゃ当たらない宝くじのように
やらなきゃ何も変わらない
そんな事は分かっていても
簡単に動けない自分が
何だかそれはそれでいいような気もする
やり始める勇気
若さの特権
そんなことウジウジと考えられる
その平和な時間は
今誰かに守られているから
またお気楽な明日を迎え
同じ逡巡に悩みながら明日も生きよう