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文字数 723文字

 解ったぞ!何故私が選ばれたのか?!
私は人に秘密を持てない!だからか。
 そういや仕事で、綺麗な心をお持ちだぁ〜
と良く言われてたな。
 えっ?おかしくない?
ギャラクティカって精神共同体でしょ。
秘密に出来るの〜?
聞かなければ・・・。

「私の名は川越です、どうぞ宜しく。
日本が好きでして、こんな格好をしています」

 彼はニコニコと笑いながら握手を求めた。
ああ〜、そっかぁ〜。
今では握手も異星人の習慣なんだな・・・。
俺は、ちょっと躊躇ったが握手をした。
意外にも、乾いた手だった。
そして3人目、彼はサングラスを掛けていた。
どう見てもコスプレ集団で、一人笑いを取ろうとして失敗した男に見えた。
男だろう、甲高い女の人の声が聞こえたら。
多分、3億の笑いで私の頭はパンクするだろう何せ、その容姿は河童だったのだ。
どう見ても(多いな)河童である。
但し、禿げ上がった頭の横の髪は、綺麗な金髪だった。

「あの方は?」

 挨拶がないので私はウナギ、いや川越さんに聞いた。すると、

「彼は河原さんです。運転手とボディーガードを兼ねてます。委員会の者ではありません。
彼、強いですから下手な挑戦は、止めといたが良いですよ〜」

一体、どんな格闘技をやっていると言うのだ。
確か日本昔話では、相撲が好きだった様な。

 『へ〜い!地球代表!挑戦しろ〜!
日本代表〜!忍者やれ〜!』

 大分、ガヤも減ってきた。
どうやら興味を失った様だ。
あはは!バカな連中ばかりだ。
 だが、政府関係者の感情は感じていた。
これが、気というものか・・・。
 私は少なくとも、分かるだけで1億の政治関係者及び官僚、コメンテーターと3億の民間人に見られていた。
 他は?何してんのー、寝てるのかな?
無視してるのか、忙しいのか。
まあ良いが。
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