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文字数 729文字

 私は腹が立ってきた。これなら絶対、
ギャラクティカに成ってやるぞ〜!
とそんな気に成ってきた。
これも推進委員会の作戦か?
殆ど誰も語らない。
すると、河童と山椒魚が鰻を食べ終えて。

「いや〜、美味かった。こりゃ銀河1だな。
あはは、やっぱり鰻は天然に限る!」

と二人で感動しあっていた。
 へぇ〜、うん?ガヤが静かだな、何でだ?
まあ良いや。
どうでも良くなってきたな、人類!
 良し!私も楽しんでやる!

「さて、次は何処へ行きましょうか?」

と川越さんに聞くと。

「そうですね〜、蕎麦を食いながら酒を飲みたいですなぁ〜。日本の情緒でしょ」

ハイハイと、俺が蕎麦屋を考えると。
店を閉める感情が流れてきた。

『うち来るな!やめてくれ!
日本人の恥さらし!開けてやれよ〜!
お願い帰って。あはは!』

すると職人堅気のおじさんの心がやって来た。

『おい!兄ちゃん、うちに来な!
苦労しているみたいだな。
袖すり合うも他生の縁と言うだろう。
構わねぇから、うち来な』

『大将〜!』

私は泣きの感情を送った。
 そして蕎麦屋で蕎麦を食い、酒を飲み。
それから、何だかんだと三人を連れて。
やれ日光だ、やれ京都だ奈良だ、北海道だと。
私は宇宙船のシャトルで日本中を彷徨いた。
(最初から出してよ、天野さん)

彼ら異星人の胃袋は地球人の3倍はありそうだ食っても食っても、まだ食いやがる。
 はぁ〜、皆タダにしてくれて助かったぁ〜。
やっぱり、日本の各地で助けてもらったのは、人の情けだった。
 う~ん、渡る世間に鬼はなしだな。
尤も接待しているのは鬼だけど、あはは!
 お後がよろしいようで〜。

 そして彼らは、また3年後に来ると言って。
帰っていった。

 終わり。


 平成28年10月15日初稿
 平成30年6月5日再編
 令和5年6月30日加筆修正。
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