朝三暮四
文字数 451文字
「おじいちゃん。久しぶり。」
お盆休みに東京から田舎に、孫の勇太と正がかえってきた。
「久しぶりだけど、しばらく見ないうちにでかくなったなぁ」
祖父の夏夫が嬉しそうに話す。
「さっそくだけどお前らに小遣いをやろうと思うんだが、今すぐ3000円の小遣いをやるのと帰り際にやるのとどっちがいいもんかねぇ。」
と、夏夫が尋ねると、
正は
「忘れるかもしれないからすぐにちょうだい。」
と言ってすぐもらったのに対して、
勇太は
「そんなの"朝三暮四"じゃないか。なくすと悪いから帰りにもらうよ。」
と言って帰りにもらうことにした。
しばらくして、夏夫と孫二人の三人で墓参りにいくことになり、墓参りに必用な花等を買うために、田舎のスーパーに立ち寄ったのだが、そこで勇太と正は驚いた。
"いつも食べている大好きなお菓子が東京だと500円するのにこっちだと300円で買える"
そのスーパーで正は夏夫にもらった小遣いを全て使いお菓子を大量購入できたのですが、帰りにもらうことを選んだ勇太は一つも買うことができず地団駄を踏むことになったそうですよ。
お盆休みに東京から田舎に、孫の勇太と正がかえってきた。
「久しぶりだけど、しばらく見ないうちにでかくなったなぁ」
祖父の夏夫が嬉しそうに話す。
「さっそくだけどお前らに小遣いをやろうと思うんだが、今すぐ3000円の小遣いをやるのと帰り際にやるのとどっちがいいもんかねぇ。」
と、夏夫が尋ねると、
正は
「忘れるかもしれないからすぐにちょうだい。」
と言ってすぐもらったのに対して、
勇太は
「そんなの"朝三暮四"じゃないか。なくすと悪いから帰りにもらうよ。」
と言って帰りにもらうことにした。
しばらくして、夏夫と孫二人の三人で墓参りにいくことになり、墓参りに必用な花等を買うために、田舎のスーパーに立ち寄ったのだが、そこで勇太と正は驚いた。
"いつも食べている大好きなお菓子が東京だと500円するのにこっちだと300円で買える"
そのスーパーで正は夏夫にもらった小遣いを全て使いお菓子を大量購入できたのですが、帰りにもらうことを選んだ勇太は一つも買うことができず地団駄を踏むことになったそうですよ。