第4話 源流思想 ユダヤ教

文字数 372文字

 ユダヤ教は、パレスチナの地で生まれた、イスラエル民族の宗教なんだけど、ヤハウェ神との契約や宗教的掟である律法(トーラー)なんかが特徴で、モーセの十戒は宗教に関心がない人にも名前だけは知ってるひとがいるかもしれない。

バビロン捕囚

 この民族は王国を建国し、ダビデ、ソロモンの時代に繁栄したんだけど、王国が南北に分裂したあと、他国に滅ぼされてしまった過去がある。そのとき、バビロン捕囚って事件がおきて、一部の人たちはバビロンに連れて行かれた。で、彼らはどうして王国が滅んだのか反省した結果、律法を忠実に守る信仰を深めたって考えられている。

 神に与えられた律法を守ることで救済されるっていう救済思想が特徴の一つなんだけど、エジプトでの奴隷生活、荒野での放浪、王国の滅亡、強制移住など民族的苦難を契機として、唯一神による救済思想が育まれたんだとおもう。

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