見敵必戦

作者 んだんだ

[健康・医療]

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6件のファンレター

 医の倫理で、医師はヒトの生命を自分が有する医学的な知識や技術のすべてをもって維持することが義務付けられています。
 一方で、患者は自分の意思で自由に医療を選択でき、また尊厳を守るために医療を受けない選択をする権利が認められています。
 この一見相反する医師の義務と患者の権利の狭間で、医療の現場でやるせない場面に多々直面します。
 嗚呼、現実はホントに難しい…。ふ~。

目次

完結 全1話

2021年10月21日 16:30 更新

登場人物

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ファンレター

仕事で出会った女性

彼女の話はちょっとしたショックでした。親から相続したかなり大きな家に独身のまま一人暮らしの様でした。親の介護で早々と職を離れ、結婚した妹とは介護が原因で疎遠になったそうです。親を見送ったあと派遣で働いているそうですが、職場の健康診断の前には辞めるそうです。だってどこか悪いと見つけられても治療に通う事になれば仕事を休んだり治療費がかかったり、知ったら気分悪いし見つけてほしくないの!思うところありの体調の様でした。おせっかいの私も言葉を失いました。また健康診断を前に私の目の前から消えました。地震の備 ... 続きを見る

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お金

治療にはお金がかかります。これは大きな問題です。治療したくても見通しの付かない、特に高齢者では命を諦めるしかないと思う人も想定外に多いことでしょう。人によっては若い人を犠牲にすることになるかもしれません。でも思い込みで意外に保健で安い治療費で済むかもしれません。昨今ソーシャルワーカーのお陰でと言う場面も増えていますが、もう一歩踏み込んでファイナンシャルプランナーが病院に必要かもしれません。 お金、治療、命直結した問題だと思います。 かつて 酔ったらエッセイスト と言う題で自分のホームページに ... 続きを見る

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ブラックジャック

子供の頃、ピアノ先生宅にブラックジャック(BJ)全巻があり、親に漫画を禁止されていた私は、ピアノそっちのけでブラックジャックを読みに通っている時期がありました。BJも患者に、病と戦う意思を試してから手術しますよね。ソレを思い出しました。先生と本当は優しいブラックジャック、重なりました。

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moyamoya

日々勤務をしているとジレンマの日々です。ある患者様は病名を告知されずに召されました。他スタッフから”うすす気付いていた”との情報もありましたが、ある日、その患者様が携帯電話で話しており「暫くしたら帰るから」と。担当患者ではありませんでしたが、”この患者様にとって悔いのない最期を迎えてもらいたい”どうアプローチしたら良いのか・・・。こちらの思いと、家族の忙しい状況も分かっていたので言う事も憚れる所もあり・・・もやもや・・・でした。でも数日、家族と過ごせたのは良かったのではないかと自分なりに落としど ... 続きを見る

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もやもやしますね。

医療の現場にあるジレンマですね。 助けたい医師と、治療をあきらめている患者さん、選択が豊かになるとさまざまな問題もでてくるものですね。

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生きることは。

生きる事は闘いなのですね。そして見事な死に様になる事は滅多にないと。

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小説情報

見敵必戦

んだんだ  yt3096

執筆状況
完結
エピソード
1話
種類
一般小説
ジャンル
健康・医療
タグ
エッセイ, コロネル沖海戦, ジュネーブ宣言, 国際医療倫理綱領, 患者の権利, 説明と同意, 手遅れ, 香辛料, タバスコ
総文字数
1,235文字
公開日
2021年10月13日 13:57
最終更新日
2021年10月21日 16:30
ファンレター数
6