作品数15
総合評価数429
総合PV数28,191

作者ブックマーク

羽庫ふみさんのプロフィール

おっかなびっくり書いてます。いつでも修行中。
励ましてくださる皆様に感謝。とにかく感謝。

原稿用紙の作法よりWEBでの見やすさを優先しています。
お行儀が悪いですがご容赦くださいませ……。

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【はじめましての方に】
こちらが名刺代わりの作品になっております。
「坂」(第8回 NOVEL DAYS三題噺バトル受賞)
「もし嫌な夢を見そうなら」(第9回 NOVEL DAYS課題文学賞佳作)

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プロフィール画像はこちらで作りました。
「White Room Maker」https://picrew.me/ja/image_maker/2028180

羽庫ふみさんの作品アトリエ

  • 一般小説

    こどものじけん

    学園・青春

    • 117

    • 9,904

    • 9

  • 一般小説

    外気温38℃

    SF

    • 24

    • 934

    • 2

  • 一般小説

    即興的ワルツ

    学園・青春

    • 23

    • 2,497

    • 5

  • 一般小説

    妖精志願の彼女たち

    ファンタジー

    • 19

    • 1,112

    • 3

  • 一般小説

    煙の文様

    恋愛・ラブコメ

    • 23

    • 818

    • 1

  • 一般小説

    もし嫌な夢を見そうなら

    その他

    • 27

    • 1,609

    • 2

  • 一般小説

    水盆を跳ねる魚(うお)

    SF

    • 20

    • 848

    • 1

  • 一般小説

    その他

    • 50

    • 3,598

    • 4

  • 一般小説

    甘くてしょっぱい、ただそれだけの

    学園・青春

    • 27

    • 1,562

    • 1

  • 一般小説

    ハダリー

    SF

    • 18

    • 1,726

    • 1

羽庫ふみさんのアトリエ作品をもっと見る

活動報告

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ファンレター

  • 錯綜する「語り」

    この作品には物語としての面白さ、魅力だけでなく、実験性が感じられて、毎回わくわくしながら拝読しています……! 「こどものじけん」が、複数の当事者の「眼」から語られることによって、「語り」が錯綜し、「じけん」の――というより、私たちが生きる「世界」の複雑性が浮かび上がってくる過程が、すごくスリリングです。 人は皆、自分だけの「世界」の中で生きていると言えますが、その「世界」は小さいながらも、「学校」、「家庭」、「友達」など「複数」存在していて……。しかも現代はSNSがあるために、その「世界 ... 続きを見る

  • 美鈴(ベル)の完璧な世界㉒

    キターー! 今回の語り手は「あの子」!! 最初、しゃべり方から軽い印象のあった「あの子」だったけど、段々と「この子って実は大人かも……」という印象に変わってきて、最近のお気に入りだったのです。思わずファンレターを書いてしまいました。 内面の醸成を助けた経緯が明かされたりして、私にとって嬉しい回。群像劇大好きです、今回も美味しく味わいました。 ドラゴンや魔法が出てこなくても、日常はこんなにもスペクタル。思春期特有(しかも女子)の、想念エネルギーが火花を散らして一触即発状態ですね、次回も楽 ... 続きを見る

  • 外気温38℃の“凍えた世界”

    ふみさん、この作品の文体、クールでありながら、心にぐいぐい刺さってくるようで、私はとても好きです! 外気温は38℃でも、ここは〝凍えた世界〟――だと感じました。 リアルな近未来の描写も、物語も、不自然さがまったくなく、とてもお題に沿って描かれた作品とは信じられません…… 特にラストの二行は、読んでいて鳥肌が立ちました! 壮大で、悲痛で……でも、ここには確かに、小説でしか描けない「美しさ」があると思いました……

  • 私の好きなテイスト

    羽庫さん、私、この作品すごく好きです。 人によって感想はそれぞれかもしれないけど、私はとても爽快な読後感でした。書くことを少し躊躇してしまいそうな事柄を、スパーンと振り切って描かれていているからでしょうか。 描かれているのが近未来ともとれるし、薄皮一枚隔てて既に存在している平行世界とも感じます。子どもの代わりに、ペンギン育てる描写のリアルさよ。そして世界に散りばめられている呪いよ。羽庫さんの透視能力、すごいです。 私、タワマン文学大好きなので(あと陰湿金融文学も大好き 笑)タグ見て読んだら ... 続きを見る

  • 〇〇、とは何なのか。

    みどりちゃんが見ている「世界」が、読者の眼にも次第に明らかになってくる感じがしました。 アサヒさんや美鈴ちゃんも、当然その「世界」の構成要素であるわけですが、今回特に「みどりちゃんの眼に映る美鈴」、つまり、みどりちゃんの「世界」における「美鈴」という存在が鮮明に描かれていて、とても面白かったです! そして、ラスト近くの「〇〇、とは何なのか。」という言葉……すごく印象的でした。みどりちゃんの思考は、ある意味哲学的ですよね。彼女がこれから何を考えるのか、そして物語はどう変化していくのか…… 次 ... 続きを見る

  • まさしく16歳の物語

    最初に読んだとき、「さすが羽庫さん、上手いなあ、文章もリズムがあって音楽みたいだ」と感嘆して。 そして今日、再読したら、いや、もう、胸が詰まってラスト涙ぐんじゃった。(マジです) 主人公の言う「人生は罠だらけ」は本当にその通り。あるきっかけで、沈み込んでしまった主人公は、その「負け感」を抱えながら日常を生きている。(わかる、私の高校時代みたい) でもサチの演奏を聞いて、主人公の心に鮮烈な光が注ぎ込まれるイメージの洪水!!  私もエモい、ひたむきに前を見て頑張っている若者は全員エモい。羽庫 ... 続きを見る

  • はじめましてm(__)m

    敬愛する南ノさんやるるせさんがレターを出されていたので、きっと私の好みの作品(タイトルも好き!)だろうと期待して読ませていただきました! そして、期待以上の作品に感動しましたので、レターを送らせていただきます。 私は仕事柄、コンクールの現場に立ち会うこともよくあります。 絶望的なぐらいに恵まれた子っていますよね。 勉強もスポーツも超優秀なのに、音楽も全国レベルかよっ!って子が沢山いる中、懸命の努力で何とかギリギリで本線に進めた子も当然いるわけです。 コンクールを舞台にした小説って、 ... 続きを見る

  • ワルツは一人じゃ踊れない

    クラシックについてあまり明るくないのですが、リストの曲は技巧が求められる、という印象を持っています。コンクールの成績が芳しくないサチの演奏はきっと技術、という意味での技巧には足りないところがあるのでしょう。でも彼女の演奏には「エモい」何かがあった。 義務教育期間が終わり、見せかけの平等が剥ぎ取られた世界を前にして不安と諦めを強くもつ「私」は、サチの演奏を聴くことで、人間ひとりひとり(そして彼女自身も)が本来持っているエモーションに気づけた。そのことが大人になって久しい私には眩しく思えます。 ... 続きを見る

  • 優しさと力強さ

    まさにガチャが成功した「譜面通りの人生」の奴とガチャはいまいちでも「即興で生きる奴」の対比を感じました。当然、譜面というかレール通りになるかはわからないのも人生だけど。 リストの即興的ワルツをアップルミュージックで聴きながらこれを今書いているのですが、優美さだけでなく、ところどころ怒濤のような音が瞬間、訪れます。短い曲の中にウィキの言葉を借りれば「巧みな構成」があり、僕は曲の背景は知らないけど、この構成が即興「的」であり奏者のイマジネーションが羽ばたける楽曲なのだな、と思いました。 音楽って ... 続きを見る

  • 16歳の「ワルツ」

    心に響く作品でした! 作中での「即興的ワルツ」というピアノ曲の盛り上がりが、そのまま物語の高まりとなり、心が揺さぶられました。 跳ねるように鍵盤が躍る様が、その音が、鮮やかに目に映り、耳に聞こえました。 世の中は元から不平等で、恵まれた人と自分ではスタート地点からして違う。自分もあの頃は、「サチ」や「私」と同じように世の不条理を思い知りつつ、もがいていたっけ……そんなことを思い出し、胸が熱くなりました。 「16歳」という言葉はどこにも出ていなくても、紛れもない「16歳」の物語だと感じまし ... 続きを見る