外気温38℃

作者 羽庫ふみ

故郷をなくした一人と一匹。外気温は38℃。
窓から堤防と大水門と海が見えるタワマンで、君と私、ふたりきり。

近未来・微SFです。タワマン文学風味。 


【三題噺十一】エントリー作。
また奇妙なものを書いた……。
三題噺はどうしてもこうなります。

目次

完結 全1話

2024年05月02日 23:17 更新

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外気温38℃の“凍えた世界”

ふみさん、この作品の文体、クールでありながら、心にぐいぐい刺さってくるようで、私はとても好きです! 外気温は38℃でも、ここは〝凍えた世界〟――だと感じました。 リアルな近未来の描写も、物語も、不自然さがまったくなく、とてもお題に沿って描かれた作品とは信じられません…… 特にラストの二行は、読んでいて鳥肌が立ちました! 壮大で、悲痛で……でも、ここには確かに、小説でしか描けない「美しさ」があると思いました……

返信(1)

私の好きなテイスト

羽庫さん、私、この作品すごく好きです。 人によって感想はそれぞれかもしれないけど、私はとても爽快な読後感でした。書くことを少し躊躇してしまいそうな事柄を、スパーンと振り切って描かれていているからでしょうか。 描かれているのが近未来ともとれるし、薄皮一枚隔てて既に存在している平行世界とも感じます。子どもの代わりに、ペンギン育てる描写のリアルさよ。そして世界に散りばめられている呪いよ。羽庫さんの透視能力、すごいです。 私、タワマン文学大好きなので(あと陰湿金融文学も大好き 笑)タグ見て読んだら ... 続きを見る

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小説情報

外気温38℃

羽庫ふみ  fumi_haneko

執筆状況
完結
エピソード
1話
種類
一般小説
ジャンル
SF
タグ
【三題噺十一】, 故郷喪失, タワマン文学風味, 近未来
総文字数
1,998文字
公開日
2024年04月29日 07:52
最終更新日
2024年05月02日 23:17
ファンレター数
2