いいね!インベスターズ
高校生の息子から「将来、金持ちになるには何をすればいい?」と聞かれ、「詐欺師」と答えました。息子は県下一の進学校に通ってます。私よりずっと高みにいるので、そんなことを聞いてどうする?と思いながら出鱈目を話しました。その出鱈目は金本位制度は、銀行が金を担保に貨幣を貸し出していたが、今の貨幣制度は、国家の信用のもとに貨幣に価値があると思わせて貨幣を流通させている詐欺である。なので「勝手に価値を作り出し、流通させれば勝てる。」と株やビットコインを例に話しました。息子は呆れてましたが、まあ、そうだね。と納得もしてました。
そこで思いついたのが、評価本位制度。この物語は、いいね!ベガーズの続編になります。
よろしくお願いいたします。
追伸:2023-8-30
池上は前作「いいね!ベガーズ」case1
茶谷は前々作「優良消費者の孤独」
若草は無関係な「大若者」
で主人公でした。本作読んでて、気になったら、ぜひ読んでください。特に大若者のA面は非常に面白く書けてると思ってます。
追記:2023-9-27
いいねインベスターズの章分けはとあるロック?ジャズ?のアルバムを元にしてます。
曲名を課題にして書いてます。
玉璽の中の桃
ポン引きダニー
緑色遺伝子男の息子
小さな傘
様々な煮込み
それはラクダになるべきだ
聞いて欲しいアルバムです。特に初めの曲は目眩く百科事典の如く、曲が転調していきます。
追伸:フランクザッパの名盤「ホットラッツ」を章立てに使ったけど、やっぱり混乱した内容になってるし、終わるように思えない。しまった!
追伸:2023 11月23日、全83話書き終わりました。12月12日の更新で最終回です。
ファンレター
連載終了お疲れ様です! このシリーズは終了……とはいえ、横田さんはもうすでに、この「『いいね!』を巡る近未来経済ファンタジー」の続きを構想なさっているのでは……? と拝察しています。 総理の狂気の行く末、そして、インベスターズ陣営の反撃など気になっていますよ……! 改めて、お疲れ様でした! 現代の寓話を書かれる横田さんの次作も楽しみにしております。