大 罪 a great error

[現代ドラマ・社会派]

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昭和バブル期1986~1995
日本だけの豊かな時節だったと勘違いされますが、
社会は大狂乱し、思い上がり、挙句、日本にはAppleもWindowsも産まれませんでした
スペシャルな10年の虚像に迫ります。
※株価(日経平均)はバブル期の最高値を超しました。ただ、その主原因は、低調な中国から投資マネーが日本に移っただけです。その意味では、天安門事件、ベルリンの壁崩壊と世界が不安定化し、日本買いが起こった40年前とよく似ています。

通称、バブル期(世界中で日本だけに起きた現象)
日本中が狂喜乱舞した10年―
日本が一人あたりのGDP(国民総生産)で世界一になった瞬間でした。
国民の誰もが、戦後の高度成長期に勤勉を貫いた、日本人の勝利だと信じて疑いませんでした。Japan as No1 なる言葉も海外から聞こえてきました。ますます有頂天になる日本。
本作品は、多くの国民が満ち満ちた現金に狂い、躍り明かしたバカげたバブル期に、
未来を閉ざされた科学者の生涯を追います。彼らの画期的な発明(ハイテク、IT革命)は日本では評価されずに埋もれ去ります。つまり、便利な物は満ち足りた金で何処ぞの国から買えばよい、との理屈です。日本はこの産業で致命的な遅れをとったことは周知の事実ですね。日本にはアップルもウィンドウズも、マイクロソフトもありません。
さらに、この時期だからこそ台頭出来た、新興宗教教団「オウム真理教」の暗躍も見逃せません。無差別テロはなぜ起きたのか、バブル期を見つめると、その答えが出てきます。
また、この10年は大きなツケも産み出しました。大量のホームレスです。その象徴的存在として新宿西口の地下道に段ボールハウスが作られました。時の行政はこれを汚点恥辱と考え、排除に乗り出します。その考えは人間を差別し、排除する、究極の非人道的な「排除アート」を産み出したのです。
本作は、女性雑誌記者の眼を通して、我が国の歴史上の最大の汚点・バブル期を見つめます。

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