煙霞の痼疾止み難く候

作者 NOZARASI

[その他]

2

8,265

0件のファンレター

 四十年近くの剣術修行の旅の果て、病に倒れ江戸の片隅で人の情けに包まれ過ごす日々、ふと出遭った大川端の春、重三郎は故郷の春を想い、帰郷の旅に出る決心をした。
 忘れ得ぬ人々への想い捨て難く、訪ね歩いた稽古場を再び訪れながら故郷への旅をゆく。その旅で出遭いし人々との交わりの中に、己の来し方が去来する。
 故郷が近くなるにつれ、己の中に次第に大きくなってゆく畏れ、故郷を目の前にして己を逡巡させるものは何なのか……。
 
 これは、武骨漢「武田鉄矢」に一ファンとして捧げる物語です。
 幼稚な作品、迷惑だったら御赦し下さい。
 

ファンレター

ファンレターはありません