短編集 「とある風景の中で」

作者 NOZARASI

[その他]

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 日常の中の風景とその断片。
 先ずは、「水面の浮子」からスタートですが……。
(一)「水面の浮子」
 仕事途中の車を川の岸辺に停め、お昼の弁当。目の前の河原に魚を釣る独りの老人の姿。ふと思い出したのは、幼き頃の故郷のあのお爺ちゃん……。
(二)「神々の祭り」
 山登りの途中、中継地として立ち寄った山奥の村でテントを張ろうとしていると、一人の老人に、自宅に泊まるように誘われた。
 今夜は神社の夜祭だという。が、この村には三人しか住んでいないらしい。が、祭囃子も賑やかに……。
(三)「故郷」
 遠い記憶の中に確かに在るであろう風景に行き当たらないもどかしさ。十数年ぶりに歩いたその風景の中で……。

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