『告白が逃げたあの日をもう一度』プロットと粗筋

作者 宮島荘永

[恋愛・ラブコメ]

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あらすじ)
 八十歳半ばを目前にして体調を崩すことが増え、年齢をいよいよ意識し始めた榊原純子。独身を通したとは言え、おおむね幸せな人生を送ってきた。ただ、一つ心残りがあるとしたら、中学生のとき、好きになった男子――ピアノが得意でクールな柏葉亨――に告白せずに終わったこと。告白しなかったのは仲のいい女友達の富岡に譲ったからだったが、柏葉と富岡の仲は進展せず、それどころか柏葉が腕に怪我を負う遠因になった。結果、柏葉はピアニストの道をあきらめていた。そしてそのことが女性不信となって影響を及ぼしたのかどうか、柏葉もずっと独り身のままらしい。
 もしあのとき自分も告白していれば、OKをもらえるかどうかはともかくとして、柏葉の怪我はなかったかもしれない。
 数日後、急な激しい痛みに見舞われた純子は死を覚悟する。と同時に、強い後悔の念も沸き起こり……気が付くと、中学生時代の自分自身に意識だけ(?)がタイムスリップしていた。しかも日付は、富岡が柏葉に告白する一週間前。今ならやり直せる?

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