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江戸時代の初期、山間に四人家族が隠れるように暮らしていた。父、母、長男、長女という家族構成だったが、普通の家族ではなかった。家族全員が切支丹だったのだ。 ある日、父が家族に踏み絵をさせる。切支丹狩りの役人が来るから、切支丹であることを知られないようにするためだという。 2000字文学賞「家族小説」に応募するために書いた物語です。 追記 ヨルダン川の比喩と分かるようにするため、夜陀川から夜段川に表記を替えました。
村山 健壱
続けて失礼いたします。キリシタン弾圧話は自分も関心があります。イエスの最期に重ねて家族の犠牲・愛を表現されている作品だと思いました。実際こういうことも各地であったかもしれませんね。有り難うございました。
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