羊の水
「ペルソナ三枚重ね」の雅の母、雅子を書いてみました。雅の壮絶な幼少時代は、とても大変だけど、少なくても虐待は連鎖しないよ、ということだけは伝えたいと思って書いたんです。
だから、諦めないでね。親がヘンでも、そんなのは連鎖させる必要はないし、ちゃんと断ち切ることもできるから。それだけが言いたくて、雅子を書いたと言っても過言ではありません。
雅子みたいな人、周囲にいませんか? すべては人の気持ちが理解できないことから起こるのだけど、本人気づいていないから始末が悪い。でも、雅は雅子と決別したことで、きっと
人生が大きく変わっていくのだと思います。その勇気は、誰にでも。辛い思いをしていても、きっとどこかに出口はあります。