ファンレター
皆CDを買っていた時代
多くの方がファンレターを出されていて、ずっと気になっていた作品。
ただ、何しろ現在既に150話近い長編ということで、読むには腹を括らなければと…つい今まできてしまいました。
いざ読んでみると、冒頭からいきなり、熱気の籠もった風にザアッと包まれた気分になりました。
一気に第九話まで読みました。
私小説的な文学の味わいとエンターテインメント性が見事に融合した、興趣尽きない青春物語(しかもド直球の)ですね‼
大槻ケンヂ、ゴスロリ、尾崎豊の「十七歳の地図」…一つの時代がくっきりと浮かび上がってきます。それは一言で表すなら、「皆がCDを買っていた時代」だと私は思いました。
今はまだ何も起こっていないけれど、でもこれから何かが起こるという予感に満ちていて、皆未来ばかり見ている。でも実はその足元の「現在」がキラキラ輝いていた…そんな時代。
るるせさんの筆はパワフルなのに、どこかに悲しみや切なさの味が溶け込んでいて胸に迫ります。
早速お気に入り登録させていただきました。長い旅路になりそうですが、じっくりとるるせさんの「私小説」を辿ってみたいと思います‼(*^^*)
返信(1)
お気に入り登録までしていただき、感謝です!! この作品はまさしく〈ド直球〉です!! ギミックを仕掛けることも出来ましたが、そういうのは排除しました。ド直球青春物語です!! もう、気合いだけで書き進めました!!
いつもは文学理論の小噺とか、おどろおどろしくも見えるエンタメを書いている印象の強い僕ですが、作品内でも語られることになりますが、とある事情により、10年ぶりに私小説の、しかもその花形である〈自伝的私小説〉というものを書くことを決意し、一年以上かけて書き進めました!! こんな僕でも昔は純文学の新人賞で良いところまで進んだのですよー(と、それもまた、書いてあります)。僕のほぼ全てを注ぎ込んだ作品となっています。「これが僕の全てです!」と胸張って言える名刺代わりの作品となるよう、作り込みました。
「皆がCDを買っていた時代」……その通りです。J-POP華やかなりし頃と、その終演までのレンジで、物語は進むことになるでしょう。
それでは、じっくりと召しませ、禁断の果実を。
いつもは文学理論の小噺とか、おどろおどろしくも見えるエンタメを書いている印象の強い僕ですが、作品内でも語られることになりますが、とある事情により、10年ぶりに私小説の、しかもその花形である〈自伝的私小説〉というものを書くことを決意し、一年以上かけて書き進めました!! こんな僕でも昔は純文学の新人賞で良いところまで進んだのですよー(と、それもまた、書いてあります)。僕のほぼ全てを注ぎ込んだ作品となっています。「これが僕の全てです!」と胸張って言える名刺代わりの作品となるよう、作り込みました。
「皆がCDを買っていた時代」……その通りです。J-POP華やかなりし頃と、その終演までのレンジで、物語は進むことになるでしょう。
それでは、じっくりと召しませ、禁断の果実を。