ダブルダブル 巻三

[ファンタジー]

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4件のファンレター

静を義経が追うというまさかの展開に。
しかも当の義経、弁慶と寄り道るるぶで、吉野にも安宅にもまして平泉にもとうぶん着きそうにありません。
三郎四郎は満身創痍。いったいどうなってしまうのか……?!
詳しくは登場人物リスト(随時追加)をご覧ください。

ファンレター

オールスター大集合!!(歓喜)

鉄の処女はこどものころに読んだ『ベルサイユのばら 外伝』ではじめて知ったような覚えがある桐乃です。えげつないアレですよね。記憶違いだったらすみません(>_<)
毎回、楽しく拝見しております。
扉の青空の写真、いいですね。
夜更かしなので、仕事の時間以外は、ほぼリアルタイムで読ませていただいております。読み返したときにいろいろ加筆されているの、ひそかに楽しみにしているので、どんどんお願いいたします(*´∇`*)
アントワーヌくん、アリアちゃんとミランダお姉さまにあんなご無体をはたらいたのでちょっと悪いひとかと思っていましたが、困っている姿をみて、思いがけずキュン……。
ほんと、悪人より、困っているひとのほうがずっといい!
『ロンリーハート(7)』のアントワーヌくんの「雨乞いの話に~」という台詞ですが、あれはひょっとして、未村さんのお気持ちでしょうか?
もし勘違いでしたらすみません。そうなのかなと思いましたので。
ひどい、ひどい大雨でしたね。たくさんの方が怖い思いをされて、いまもご不自由をされていることと思います。
東日本大震災のときに、わたしはなすすべもなく呆然とするしかありませんでした。そのころにはもうサイトでほそぼそと小説を書いておりましたが、いま、必要とされているのはもっと緊急性の高いもので、貴重な回線を使って小説を書いている場合ではない、と思いました。けれど、そのときに読者の方からコメントをいただきました。書いてほしい、と。
そのおことばに、救われるようでした。
食べるものはもちろん必要ですが、心にもきっと栄養が必要なのだと思います。非日常において、どこかで続いている日常が心の支えになることもあるのだと。
いまはコロナもあって、行動が制限され、娯楽に対して罪悪感のようなものを感じることがあります。でも、だからこそ、家にいながら楽しむことができる小説は、きっと必要とされているのではないかなとも思うのです。
未村さんが以前おっしゃっていた「悪意を禁じ手にして書いてみようと思っている」というおことば、すごくすてきだなと感銘を受けました。根っからの悪人はいないと安心して楽しめる物語を望んでおられる方、わたしのほかにもたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
長々と偉そうなこといってすみません(>_<)どうぞ読み流してくださいませ。

そしてそして、楽屋トークからの怒涛の平家祭りに感激です!(*≧∀≦*)
わたしはヴァレンティンお兄さま贔屓ですが、ダブルダブルに登場するキャラたち全員大好きなので、たとえこれからしばらくお兄さまがおいでにならなくてもじゅうぶん楽しませていただいていますよ~と思っていたら、まさかの!平家祭り!
しかも「ロンリーハート(10)」から「笑う人」までのあの流れはもう……泣くしかないです……。
ありがとうございます、ありがとうございます(。>д<)
気負わず、淡々と、やるべきことをこなして、潔くけりをつける。きらびやかなヒーローじゃないところがいい。そこがいいんです!
この先『耳なし芳一』のお話を目にするたび、ぜったいにこの楽屋トークを思い出して腹筋崩壊してしまいます(笑)

夜更かししまくりのわたしがいうのもなんですが、未村さん、夜、お休みになれていますか?明け方に寝ていらっしゃるのかなと思っているのですが。
更新は毎回とても楽しみにしておりますが、もし眠れそうな夜は、どうぞゆっくりお休みになってくださいね。

返信(3)

うわあありがとうございます!(T_T) 私こそ歓喜です……ファンレターいただくと本当に励みになります(T_T) 書くときは、これ誰かのなぐさめになっているといいな、皆さん家事の合間とか通勤電車の中とか、授業の休み時間とか?読んでくださっているのかな?と思い浮かべながら書いているんですけど、レターをいただけないときはつい闇に向かって書いているような気がしてきて、PVが増えていても「もしかしてbot?」とか疑っちゃうんですよ(T_T)
健康のご心配までいただいてすみません。もうずっと睡眠がとぎれとぎれで……でも逆に晩ご飯のあと爆睡してしまったりして(恥)寝てはいますのでなんとか大丈夫です。ありがとうございます。

そうなんです、アントワーヌくんについ私自身の気持ちを語ってもらっちゃいました。実生活ではほんともう辛くて、冗談抜きで鬱ぎりぎりです。でも仰るとおりですね。桐子さんはそんなに前から小説を書いていらっしゃるんですか、大先輩だなぁ……
安心して楽しめる物語! そうですね! そう思って読んでいただけたら本当に本望だという気がしてきました。
なんかちょっとじーんと……(涙)
私自身がいますごく心の栄養を必要としてるんですよね。その自分をぎゅーっとしぼって書いていて……、それが読んでくださるかたの楽しみに少しでもなっていたら本当に嬉しいです。

アントワーヌくん。本文中にも書いたけど私、彼も頼朝さんも全員が嫌~な人に描かれている歴史小説を読んで「なんで私はこんなの読んじゃったんだろう」と思って、すごくむなしくて泣きたくなったんですね。「もうやだ! 私はバカだと思われていいから、読んでくれた人が損した気になるものだけはぜったい書かない!」って思っちゃったんです。それでアントンくん当初の予定以上にキュートな人になりました(笑)。
正直言って、嫌な人間を書くのって、じつはそんなに難易度高くないと思うんです。レストランで言えばわざわざ不味い料理を食べさせて高いお金をとる、みたいな感じが私はします。そういうのが「通」だと言って喜ぶお客さまもたしかにいるから、まあべつにいいけど。
でも素敵な人間を書くほうが難しいしやりがいがあると思うんですよ。自分自身のレベルを爆上げしていかないと書けないので……

じつは桐子さんに投げキスはヴァレンティン兄でと言われて(笑)、あのときから「そうだな早く平家祭りやらないとなー」と思ってまして。この小説平家滅亡からスタートしちゃっているから、平家ファミリーなかなか召喚できなかったんです。
そんな「ありがとう」なんて……私自身がお礼を申し上げたいです、そんなにヴァレ兄愛していただいてほんと感激です。(*^^*)
なんかね、努力してスキルアップして敵を倒すヒーロー、というパターンじゃないおはなしを書きたくて、そしたら源平サーガなんてほんといろんな素敵な人がいるじゃないですか。義経くんでさえ、敵を倒したあとの転落こそが義経じゃないですか。まして知盛さん。まさに「気負わず、淡々と、やるべきことをこなして、潔くけりをつける」ってほんとそう! 泣いちゃいますよね!(T_T)
これからも、自信はないですが、もうとにかく素敵な人たちしか出てこないというルールを勝手に自分に課して(笑)がんばっちゃおうと思っています。応援していただけたら本当に感謝します。(^^)/

そうそう、鉄の処女はあのやばいやつです。あの拷問具考えた人鬼畜ですよね(笑)。
耳出し芳一くん。パペマペは私が考えたんですけど(笑)、お経を書くとき全裸にされてっていう発想は私のじゃないんです(笑)。いつもネタを提供してくれる友人♂のです(笑)。「おれが和尚さんならまずアソコから書くね」だそうです(笑)。「だってお経書き忘れて怨霊にむしられたら大変」だそうです(笑)。私も腹筋崩壊して、さすがに本編に書けませんでした(笑)。

そんなそんな、botではなくファンの方々がちゃんとご覧になっていると思いますので、どうぞ安心なさってください。
未村さんが心の栄養を必要とされている状態で、身を削ってお話を書いていらっしゃって……。書き終えたあとにバタンとお布団に倒れ込まれている姿を想像してしまいました(。>д<)
心の栄養、やはりいまは手に入りにくい状況なのでしょうか……。途切れとぎれの睡眠もおつらいですね……。

わたしじつは未村さんのほかの作品もすこしずつ読ませていただいていて、『眠りながら考えた』のその2「こういう演劇は二度と観ないと心に誓ったあの日のこと」がとても印象的でした。
あそこで怒りに震えた未村さんが好きです。
今回いただいたお返事でも書かれていました「読んでくれた人が損した気になるものだけはぜったい書かない」という確固たる意志。未村さんはいつも「読む(観る)側の立場、気持ち」を真っ先に考えていらして、読者(お客さん)を楽しませようとされているのがすごく伝わってくるのです。
まだほかのぜんぶの作品を読めていないので申し訳ないのですが、この『ダブルダブル』は未村さんのサービス精神をものすごく感じますし、もし、たとえこの先どんな……うう、どんな悲しい展開を迎えることがあったとしても、すんなりと受けとめられる気がします。
それは、未村さんが『ダブルダブル』のみんなをとてもいとおしく想っておられるのが伝わってくるし、それと同時に、読者のことをつねに考えて書かれている未村さんが選ばれた道なのだから間違いはない、という、大船に乗ったような気持ちといいますか、絶対的な安心感があるからです。
なんだかうまく伝えられている気がしません……ちょっとなにいってるのかわからない、と思われていたらすみません(>_<)

レストランでのたとえ、わかりやすくて納得しました。
イヤな人間って、ある程度ステレオタイプといいますか、型があるので、造形はさほど難しくないですよね。おっしゃるように、すてきな人間を書くほうがうんと難しいとわたしも思います。
未村さん、すてきなキャラたちたくさん書かれているからすごいです(*´ω`*)
ヴァレンティンお兄さまをはじめ、オールスター大集合の平家祭り、堪能いたしました~(*≧∀≦*)
お兄さま、アリアちゃんのことはちいさなレディとして扱って、ミランダお姉さまにはおとなのレディとして接していらっしゃるのが、個人的にものすごくツボです!
未村さんといっしょにわたしも身もだえしてしまいます(笑)
あっ、もちろん、源氏ブラザーズも好きです!アントワーヌくんにのろける(?)カミーユちゃんも、メルカリで買ったぱんつ一丁で登場するジャン=ポールお兄ちゃんも(笑)

耳なし芳一、怪談が猥談になってる(笑)
もう無理、腹筋が(笑)

お手紙を書いていないときでも、ほかの読者のみなさんといっしょにいつも応援しております(*´∀`)
ありがとうございます(涙) じつは……暑かったり寒かったりで体調を崩してしまい、そこへもってきてエアコンから水漏れするという惨事に見舞われ(泣) その水が摩訶不思議なつたいかたをして、よりによって人に借りていた本の置き場を直撃し(泣) 買えるものは買い直したのですが、もうたぶん手に入らないのもあって……この数十時間ダメのスパイラルに入っております……(T_T)

他のも読んでくださっているなんて本当にありがとうございます!(感涙) 『眠りながら考えた』は少し前の文章を(ふとんみたいに)打ち直しして出したもので……「読む側の気持ちを真っ先に」なんて言っていただくと、そんなことほんとにできてるかな?!と冷や汗出ちゃいます><。なんだろう、いつか公園で小学生くらいの男の子が「見て見て!」と花ざかりの桜を指して周りに言っていて、私も同じだと思いました。源平の人たちの面白いエピソードがたくさんあるので、「見て見て」「聞いて聞いて」という感じで。「そうだね面白いね!」と言ってもらいたくて一所懸命なので……私ではなくてお花=いまそこにいる他の素敵な人たちに注目してほしいんです。子どもなんですね(笑)。だから、自意識を語る系の小説や演劇が苦手なんですね……。

桐子さんの仰るとおり、嫌なキャラってわりとパターン化されてますよね。それが好きになれないです。
私の『ジークフリート・ノート』もそうだったんですけど、誰も悪くないのにめちゃめちゃ傷つけあってしまうということは普通にあって、今回はそのスケールが『ジークフリート』(ということは『白鳥の湖』)の比じゃないから、自分でもけっこうはらはらしています(笑)。
『ダブルダブル』はタテ糸が静と忠信の話で、ヨコ糸は義経と頼朝の話で、最初に考えたときからこれは「頼朝が義経を殺す話」なんだと……自分の中の「永遠の弟」を殺す話なんだと。そこはたぶん避けられないです。義経くんにはやっぱりどうしても一度衣川で死んでもらわないといけないだろうなと(涙)。そこに静ちゃんも忠信くんも巻きこまれるわけで、いちばん最初に(十年以上前)書いたときは二人が(義経たち以上に)ものすごく悲惨な結末を迎える話になっちゃったんですよ。自分でも辛すぎて放棄して……何度か再トライしてはまた放棄して、今回ふと書き始めたらいきなりおバカ学園ラブコメで(笑)、しかもどんどんユルさが加速していて(笑)、自分でもあきれてます。どうなるんでしょうね?(笑)

そうそう、お兄さま、アリアちゃんは初めから子ども扱いで(笑)、ミランダちゃんにはひじょうに上手にちょっかいを出していて(笑)、ミランダちゃんがもう少しバカだったら夢中になってしまって振り回されて泣かされるところだけど、彼女もそこはわかっててうまくクリアしているという設定です(笑)。お兄さまもそれをわかっててからかっているという(笑)。
ヴァレ兄が出てくるとクロードくんたち湘南ボーイズがほんと太刀打ちできなくて、それがいまのところ最大の悩みです(笑)。
しかも今回ジャン兄という、クロードくんをしのぐおバカキャラが爆誕してしまって、ほんともうどうなるんでしょうね(笑)。さすがに虎パンは想定外でした。「悪源太雷電になる」の段を読んで本気でたまげました(笑)。

いつもありがとうございます。これからも見守っていただけたら嬉しいです。(^^)/