密室灯籠

[学園・青春]

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24件のファンレター

「誰かの記憶には残っていたいからさ、書き残しておくよっ!!」
 これが僕の〈私小説〉。
 私小説とは、ほぼそのままのことを書く小説のこと。昔、僕が駆け抜けた日々を綴ったよ。  
 ハイデフなフリーキーフロウで、響けバイブス!!

表紙はくめゆる先生(@kumeyuru)に描いていただきました!!

ファンレター

第92話まで

第二部第92話まで来ました。
相変わらず面白いです!^^

実は最近、燃え殻さんの『ボクたちはみんな大人になれなかった』という作品を読んだんです。世代的にはるるせさんとかなり重なり合うのかな、と思い、読みながら、この『密室灯籠』のことが頭に浮かびました。
燃え殻さんの作品も面白かったのですが、私個人の感想としては、るるせさんの作品の方がより痛切で、より文学的な気がしました。
文学的、というのは、読む人の心の深いところにまで届く、そのパワーだと私は思うのです。

『早退届』も読ませていただいていて、特に第185話・186話は、挑戦し続けるるるせさんの姿に、私もすごく励まされました。るるせさんは「NOVEL DAYS」の精神的支柱だと私は思っていますよ^^

るるせさんの背中を見ながら、また温かいレターをいただいたりして、勇気をもらっている人はたくさんいると思います。
ありがとうございます!(*^^*)

返信(1)

燃え殻さんの『ボクたちはみんな大人になれなかった』は、2015年の頭に、当時、出来たばかりのCakesを購読していて、読んでいたのですよ。最近、文庫化されたのを僕も再び読んだのですよー。燃え殻さんは、僕より少しだけ年齢が上かな。サブカルのことをそのまま作品に出す作風だと、講談社ノベルスだと佐藤友哉さんの『鏡家サーガ』と呼ばれるシリーズが、まさにそうですね(それでミステリやるからユヤタンは凄かった)。でも、燃え殻さんは「仕事のキャリアが充実してちょっと余裕が出てきた頃に書いた」って感じなのが、職業作家と違った魅力を持っていたし、その後も作品をたくさん出していったことを考えると、『ボクたちは〜』は、綿矢りささんに於いての『インストール』に近い戦略性を持ってつくられた作品なのかな、と今なら思えます。
密室灯籠も、その物語が終わった時点で僕が真っ当に職について(いや、就いていたけどw)、小説を書くことをひたすらしていくのを人生の楽しみにせずに人生をもっと楽しんでいれば、もっと燃え殻さんに近いサブカル使いになれたはずなんですよ。でも、文芸の道を目指しちゃって(笑)。「まあ、いっか」とは思えるけれども、やっぱり個性って固有性なので、僕はほかのサブカル使いの方々よりちょっとだけ文学寄りですね。とはいえ、ポップカルチャーも好きなので、かたかなの「ブンガク」になっちゃうんですよー。それこそ高橋源一郎さんがデビュー作で漫画からページを抜粋しちゃうみたいに、自由に。自分で言うことじゃないのですが、まあ、そうやってエンタメと純文学両刀で行きたいですってことで。
こちらこそ、ありがとうございます!!