骨太未満

作者 加藤猿実

[創作論・評論]

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14件のファンレター

骨太小説コンテストに応募し、当然のことながら選外になった自分。
応募した当初は、選ばれることなど考えてもいなかった。ではなぜ応募したのか? それは、やはり認めてほしい心があったからに他ならない。
次第にPVも伸びていく中に、いつしか心境に変化が訪れる。

骨太小説とは何か?
何のために小説を書くのか?
ノベルデイズという投稿サイトに何を求めるのか?
この春から小説を書き始めたばかりのアマチュアライターが赤裸々に想いを綴っていきます。

ファンレター

須崎正太郎さま、ありがとうございます

私の『骨太未満』に、骨太小説受賞者の方からファンレター……もといメッセージを頂けるなんて恐縮至極です。
恐縮至極なんて一年前までは使わなかったのですが、前期高齢者になって敢えてこういう言葉を使うようになりました。今は照れ含みですが、そのうち板に付いてしまうのでしょうね。昔の老人は何をきっかけに「ワシ」と言うようになったのか、とても気になります。……すみません、脱線しました。

勝手に感想を書かせていただきましたが、肯定的に受け止めていただけてよかったです。
アトムは古い、ビートルズは古い——ちょっと前の世代を否定することで、新しい自分たちの何かを創ろうともがいていた——私たちはそういう世代です。
だから、自分が小説を書くにあたって、若い頃にリスペクトしながらも否定したビートルズをちゃんと肯定した上で未来の若者に語らせたかったのですが。
手塚治虫も、今頃になってちゃんと読もうと目を通し始めた、そんなタイミングでの骨太小説の発表だったので「なるほど!」と思いました。

私は小説を読むときに、空気感とか世界観をすごく重視します。
小学生の時に読んだ『人間失格』の停車場の風景とか、中一の時に読んだ『変身』の毒虫の姿が強烈に焼き付いたことも原点にあると思いますが、小学生の頃から映画オタクだった私は、小説を通していつも映像を見ているのだと思います。
そういう意味では、自分が(小松左京や田辺聖子の)小説を通してしか知らない戦後の大阪の色や喧噪や匂いをリアルに感じ取ることができて、須崎さんの小説の世界にすんなり入っていくことが出来ました。

書きたいことは沢山ありますが、続きは本文に書かせていただきます。

拙作を読んでくださっただけでも有り難いうえに、コメントまでお寄せくださり、ほんとうにありがとうございました。