アリスのための即興曲

作者 Sari

[恋愛論・結婚]

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11件のファンレター

短編『アリスのための即興曲』というものを書いております。
もしご興味があれば、ご覧いただければ幸いです。

【あらすじ】
大学3年生の坂本は、華道の講師である祖母とふたり暮らしをしている。
ピアノを弾くことが趣味の、どこにでもいるような学生だ。
ある日偶然見つけたフランス語レッスンの張り紙を頼りに、彼は古びた洋館へと向かう。
レッスンを担当するのは、アリス・デュボワというフランス人の女性だ。
彼女はレッスン料を請求しない代わりに、毎回、不思議な頼み事をする。
坂本はアリスに惹かれながら、抗いがたく「兎穴」という闇の中に引きずり込まれていく…。

ファンレター

〝兎穴〟とは何か

第13話まで拝読しました。
Sariさんの独特の比喩を駆使した詩的な文章は本当に魅力的です!
物語の森の中の道を辿りながら、〝兎穴〟とは何だろうと、考えずにはいられません。
それは人生の道程に仕掛けられた〝陥穽〟のようなものなのでしょうか。でも、それにしては甘美で……
いけないとわかっていて、それでも禁断の果実に手を伸ばしてしまうのが人間の不思議さであり、その謎を解き明かしていく形式が、Sariさんの描く〝ミステリー〟なのかなあ、と思いました。

主人公の坂本さんとアリスだけでなく、中山さんや時子さんといったキャラクターも魅力的で、作品の奥ゆきを感じます。
引き続き、物語の森に迷いたいと思います^^

返信(1)

南ノさん、

南ノさんご自身も執筆でお忙しい中、コメントをくださり、ありがとうございます!
温かいお言葉、恐縮です