偽典・蘆屋探偵事務所録

[ミステリー]

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怪異譚×ときどきミステリ。これは探偵で陰陽師の蘆屋アシェラさんと、しがない警備員の僕、成瀬川るるせが遭遇する不思議な事件の物語集だ。

ファンレター

「登場人物=作者名」は、伝統を踏襲しました。

 nanakusa-50さん、こんばんわ!
 登場人物紹介の画像は、この作品には実在のほかの作家さんなどが登場するので(例えばNOVEL DAYSには、アシェラさんという作家さんがいます)、権利問題などから、こうなりました。『柳下鬼女の怪』と『玉藻香炉』は、今はなくなってしまいましたが、電子文芸部という場所での執筆企画で書いたもので、そこのメンバーだったひとたちも、登場します。この作品は、その企画からスタートしたのです。

 作者の成瀬川るるせと、作品中の成瀬川るるせが同一人物なのか、ですが、これは日本のミステリ小説の伝統から、こうなっているのです。特にここ、NOVEL DAYSの母体である講談社さんの、講談社ノベルスでは、有栖川有栖先生の『作家アリスシリーズ』(テレビドラマでは『臨床犯罪学者 火村英生の推理』という名前です。今年九月の半ばにもシリーズ新作が放映されます)や、竹本健治先生の『ウロボロスシリーズ』、あと、講談社さんから少し怒られそうですが、古野まほろ先生の『天帝シリーズ』など、主人公やワトスン役に作者と同一の名前の登場人物が出てくるというのは定番にもなっています(そこに、京極夏彦先生の作品の主人公が「京極堂」と呼ばれていたり、西尾維新先生の作品の主人公が「いーちゃん」と呼ばれているのを付け加えてもいいかと思われます)。『偽典・蘆屋探偵事務所録』でも、それを踏襲するかたちをとっています。

とても面白いと言っていただけたことを、光栄に思います。これからも、よろしくお願いします!

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