星の彼方 絆の果てⅠ【改訂版】

[SF]

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2件のファンレター

《星の彼方》から現れた《原始の民》が、未開の惑星の開拓植民を果たしたとき。やがて数多の星々を切り拓き、その生活圏を銀河系中に広げたとき。複数の勢力に分かれて相食みながら、人知の結実である銀河連邦を樹立したとき。連邦内の格差拡大による大乱が生じたとき。そして銀河系人類悲願の恒星間通信が、ついに実現しようというときーー

 その陰には常に、精神感応的に《繋がる》異能者たち《スタージアン》の存在があった。

 果たして《スタージアン》とは何者か? 彼らの目的は? そして《スタージアン》に対して、ヒトはどう臨むのか?

 銀河系人類千年の歴史を紐解く物語が、今ここに紡がれる。

※縦組推奨。
※『星の彼方 絆の果て【改訂版】』は全六部構成となっています。
Ⅰ:第一部~第三部
Ⅱ:第四部・第五部
Ⅲ:第六部(近日公開予定)
三つに分けたのは、三種類の表紙絵を使いたかったからです!
※他サイトで投稿済作品『星の彼方 絆の果て』(全五部構成)から、公募用に一部・二部を抜粋改稿し、新たな第三部を加味したものになります。
※表紙挿絵は堂道形人様よりご提供いただきました。

ファンレター

読み切った!

 N2B細胞という概念。これが大変興味深いです。
 この細胞の存在が人を宇宙に拡散させることに成功したとする一面を見れば、実に画期的なこの技術をもって夢のある世界が拡がりゆくように思うのですが、この物語で語られるN2B細胞にはそれだけではない一面もあるようで、のっけからなんだか不穏。
 その答えは案外呆気なく判明しますが、この細胞を巡る過去エピソードが気になって仕方ありません。3部で仄めかされているので、「オーグ」の存在や〈スタージア〉のさらに彼方の世界の話なども構想はお持ちなのかな、とは思いますが。
 続く第2部の話が作品のメインと理解しましたが、第1部の流れを受けてN2B細胞が中心の話になっていくのかと思いきやまるっきりアプローチの違う話!(びっくり)
 死への恐れ、繋がらずにはいられない人間の業が宇宙をまたにかける大きなうねりを生み出すところ、スケールの大きさに圧倒されました。
 その流れを受けての第3部。キャラクター的にはヨサンが一番好きです。なので、ただのメッセンジャーに落ち着かずもっと活躍してほしかった。(笑)
 かなりの大作ですが、あれも気になるこれも気になるで物足りないほどでした。面白かったです。

返信(1)

読了感想ありがとうございます!ノベルデイズでは初めて感想を頂けたので嬉しいです。
この作品はおっしゃるとおりN2B細胞が軸になりつつ最後まで展開されるお話です。ただあらすじにも書いたとおり既存の作品を公募用に改稿したものであるため、やや尻切れトンボに思われるところがあるかもしれません(実際、公募でもその点を指摘されました)。もしさらに先をご希望される場合には、なろうカクヨムノベプラいずれかの『星の彼方 絆の果て』の「第三部」(第四部からではありません)からご覧下さい。またN2B細胞の過去エピソードをご希望の場合は、同じノベルデイズ内の『僕とばーちゃんと、時々彼女の島』が前日譚的ストーリーとなっておりますので、よろしければお目通しください。
ヨサンはその他の読者からももう少しエピソードを膨らませてほしいというリクエストがあったので、いずれ改稿なり独立させるなりもありかなあと考えています。その折にはまたよろしくお願いします。
改めて、長いお話を読み込んでいただきまして、感謝です!