櫛引の四季

作者 痩竹

[日記・個人ブログ]

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櫛引《くしびき》は山形県鶴岡市の東部、赤川の流域で、かつては東田川郡櫛引村と言われた地域である。赤川にかかる黒川橋の上からは、月山、朝日連峰の山々、母狩山と金峯山、鳥海山が一望できる。辺りでは、稲作、枝豆、サクランボ、桃、葡萄、梨、林檎などの栽培が、盛んに行われている。東京で暮らしていた私は、この自然豊かな土地の魅力に取りつかれ、移住してきた。ここに来てから、それまで忘れていたこと、本当はそこにあるのに心が感じられなくなっていたことなどを、ポツリポツリと思い出したり、感じたりするようになった。それらを少しずつでも書き留めておこうと筆をとったのが、この「櫛引の四季」である。

ファンレター

銀杏と青空のコントラストに感動!

 いつもながら身に染みる文章に感じ入っています。
 そして神宮外苑銀杏並木の写真で、銀杏と青空のコントラストの鮮やかさが目に焼き付きました。ここ日本海側の庄内の空ではこの色はできません。降り注ぐ紫外線の量が違うんですかねえ。
 「伐られて減る樹木よりも、減っていく人口の方が多い」は、庄内に住んでみて痛感しています。

返信(1)

ありがとうございます。「冬の稲妻」に触発されて「遠くで汽笛を聞きながら」が出てきました。父の鉄道員時代の帽子は今も大事に取っています。青空の話は、おっしゃる通りで、大学に入るために東京に出たとき、冬でも広がる青空の明るさに圧倒されたのを覚えています。これからもよろしくお願いします。