ファンレター
ああ、佐久田さんの珠玉の短編集に新たな傑作がまたひとつ……。(恍惚)
毎回そうなのですが、刺さるフレーズのオンパレードで何度も読み返しました。さすが言葉の魔術師、佐久田さんです(*´ω｀*)
まじめで純情な三上さんを手玉に取る悪い男の手口が完全にDV・モラハラ男のそれで、でも三上さん自身もそのことに気づいていて相手のことを「好きで嫌いだった」と評するところがとてもリアルでした。
さんざん不当な扱いを受けてきて、そこで当の本人からふいに優しくされると気持ちが一気に傾いてしまうの、わかる気がします。なかなか抜け出せない泥沼に嵌まってしまったようなものでしょうか。
状況は異なりますが、ストックホルム症候群を連想しました。
そして、濡れ場の描写にドキドキ(*/□＼*)
満月食堂での出会いとおいしいごはんは精進落としであると同時に憑き物落としでもあったのかなと思いました。
ごはんがおいしそうなのはもちろんのこと、ヤスさんがすてきですね！ おいしそうにごはんを食べる、誠実そうな男のひと。リアルで好きなタイプなのと、「ヤスさん」という呼び名がわたしの好きなアーティストさんと同じで、超個人的にグッときました(*´-`)
和真くんの発作、とても痛々しくて、実際、穏やかな暮らしのなかでふいに蘇る悪夢に足を捕まれて過去に引きずり戻されそうになること、心身が弱っているとたびたび発生するので、そばにいて「大丈夫だよ」といってくれるひとがいるだけでどんなに心強いことだろう、と思いました。
悪夢の原因そのものをなかったことにはできないけれど、店主と女将さん、そしてヤスさんのような心優しいひとたちに囲まれて成長していくうちに、和真くんが怖い夢を見なくなるといいなと願うばかりです。
三上さんのイメチェン、呪いからの解放を表しているようでとても清々しく、ホッとする読後感でした。
「大丈夫」という言葉もヤスさんのいう呪文も「言霊」が宿っているので、きっと効果抜群ですよね！
すてきな物語、堪能いたしました。ありがとうございます(*^^*)
【追伸】
noteをお読みくださってありがとうございます！
佐久田さんにそういっていただけると光栄です～(*´ω｀*)ﾎﾟｯ
最近ちょっと夏バテ気味でサボりがちですが、細々と続けていきたいと思いますので、またお立ち寄りいただけるとしあわせます(*´∇｀*)
返信（1）
こちらは書き上げるまでに迷走しまして、主人公を入れ替えたり、登場人物をクビにしたり。書いていて楽しくないと進まなくて「なんか違うんだな」とボツにして。
で！やっと憑依ポイント（またはノリノリポイント）が降りてきたんですよ。それが、不倫シーンでして。 (笑)
課長ははっきりと悪い奴なのですが、（今まで見聞きして）素っ気ない、意のままにならない男に執着してしまう女性って一定数いるような気がします。
なるほど、ストックホルム症候群……調べました、なんかゾクゾクします。怖い。
おお！「ヤスさん」の呼び名が……いい人に書いてよかった～ε-(´∀｀*)ﾎｯ
ヤスさんを気に入っていただけて嬉しいです、大らかで私も好みのタイプです。いい男を書くのも楽しいと気づきがありました。
ヒロインが課長との刺激に慣れすぎて、物足りないと感じることのないようにと祈ります（妄想）
同性愛カップルと里子って、現実にあるのかわかりませんが、養育者や周囲の人が、痛みを理解する健全な精神を持っていて、「大丈夫だよ」と解く必要のない魔法（暗示）をかけてあげるのって素敵だなと妄想しまして。
きれいごとかもしれませんが、救われて欲しいと思い、ファンタジーのようないい人ばかり食堂にそろえてしまいました。(^^;
「清々しく、ホッとする読後感」に私も安堵しました。
何度も確認で読み返していると（それでも誤字には気がつかない～汗）いいのか悪いのか、わけがわからなくなって、とんでもない駄作なのでは？でもせっかく書いたのだからと、毎回ガクブルしながらアップするので、心底ホッ……です。
いつも桐乃さんに優しく背中を押していただいているようです、心から感謝します。
そして（体調優先ですが）桐乃さんの連載やnote、楽しみにしていますね( ^ω^ )