神出鬼没の桐乃です。読み始めたら続きが気になって一気読みしました。とてもおもしろかったです！登場人物ひとりひとりの個性がはっきりしていてわかりやすいので、混乱することなくさくさくと読み進められました。女の子たちそれぞれの家庭環境がかなりヘビーで、佐久田さんが以前おっしゃっていた「周囲の理解や環境に恵まれない女の子ががんばって勉強している設定に弱い」ということばを実感しました。わかります。『逢魔が食堂にようこそ』第一章の種明かしも衝撃でしたし泣きました……。衝撃といえばナツメグのダメージの回もそうでした。かわいらしいアイコンとは裏腹に骨太な世界観と、現実とリンクするような妙にリアリティのある設定や台詞の数々が癖になりそう。沼じゃないですか。沼にはハマらないよう回避して生きてきたのに！(笑)
【追伸】いろいろな作品を読み返していて「雲間村」「温泉」といったワードと出会うたび、えっ、この舞台もしかしてあの作品とリンクしている？と考えるのが楽しくなりました。州国って『ワープじゃなくて飛び地』にちらっと出てきたあの州国と同じ国でしょうか？すっかり佐久田ワールドにハマっております。では、また参上いたします。

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