「戦争について考える」を読んで考える。

[社会・思想]

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4件のファンレター

かめさん、mikaさんと「戦争について考える」というテーマで、2022年の年末に作品を投稿しました。それを受けて、改めて考えてみたいと思います。

ファンレター

村山作品のキャラ大集合!

村山さん、こんにちは。
このたびは作品を取り上げていただき、どうもありがとうございます!
三つの作品、それぞれのテーマを丁寧に汲み取ってくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。

ルパート・ブルックの話題で、「イギリスの詩人を取り上げておられたが、これは日本が、例えば靖国を使って行ったこととほぼ同じ」という考察はまさにその通りで、わたしが言いたくても(勇気がなくて)はっきり書けなかったものでした。
靖国の問題が難しいのは、戦死者というのは被害者であるとともに同時に加害者でもあるからですよね。
イギリスの戦争詩人ウィルフレッド・オーウェンがまさにそのような視点から詩作しているので、わたし自身の力不足により上手くお伝えできないかもしれませんが、いずれ取り上げたいです。

そして「泣けてくるぞ」とおっしゃる、三島由紀夫の『英霊の声』、この機会にぜひ手に取ってみたいと思います!

村山さんの『俺、決めました。』を読ませていただいて、独立や自治を勝手に宣言するというアイディアから、星新一の「マイ国家」をまっさきに思い出しました。
最近でも謎の「カイラサ合衆国」が巷で話題を集めていましたね^^
笑い話で終わればよいですが、少数民族や小国の自治・独立の問題は現代でも解決されないまま残っている地域が多く、残念なことです。
「弱い奴の権利を認めている様なことを言って、実は思うがままに操る」ことがありうるのだ、とよくよく注意してみなければいけない、と改めて思いました。
現在のウクライナ侵攻も、迫害されているロシア系住民を守るため、というお題目で始まっていますからね。

また、今回の作品は村山さんの過去作の登場人物が飲み会をしているという舞台設定で、難しいテーマながら、わかりやすい対話形式で読めるのは、村山さんのお力を感じました!
せっかくなので、登場人物欄を活用されたらどうかを思いました。各キャラの登場する作品を一緒に紹介すれば、村山さんのほかの作品とも有機的につながって、読者にとっても役立つと思います。
副住職さんが医学部を辞めて僧侶になったという設定が、いちばん驚きでした^^

「戦争について考える」というテーマは、今年も引きつづき取り組んでいきたいです。よろしくお願いいたします。

返信(1)

mikaさん、レターをいただき有り難うございます。
今回、mikaさん、かめさんとこのような企画を共有できて本当によかったと思っています。
また自画自賛ですが、本作によってそれぞれを一つにまとめる場を作れたのではないかとも思っていまして、
力不足で言葉足らずの駄作ではありますが、発表させていただきました。

この先も、ずっと考えていきたいです。
そして僕は、日本をウクライナに当てはめて危機感を煽るだけでなく、
日本がロシアだったこと、今でもそう見ている被害者もいること、そしていつでも復活し得ること
も訴え続けていきたいです。
それは批判だけでは決してないので、やはり複雑です。
まさに、被害者であり加害者なのですからね。

登場人物欄! そのアイディア、いただきます!
リンク貼ってしまいますかね。
有り難うございます。