オペラを見て死ね! season2

[創作論・評論]

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18件のファンレター

前作『オペラを見て死ね!』から早1年あまり。こちらの「シーズン2」はさらにスリリングな演目を集めてみました。
動画の関係者の皆様に最大限の敬意を払いつつ、またこのサイトのチャットノベルの機能をお借りする形でオペラの魅力をお伝えする試みです。皆様にこの楽しさが伝わりますように!

表紙写真:ミラノ・スカラ座ガレリア

ファンレター

ファウスト

やっぱりつばめさんは書ける人ですね、作品を通じてそれをひしひし感じます。このグノーについてもつばめさんがこの作品を愛している、愛が伝わってきます、読んでいて。こちらはそれに引っ張られて、そして読まざるを得なくなるという、笑。
絶望から始まる第一幕第一場。終わりの始まり、ファウストの人生の言葉、沁みます。晩年の心情、その吐露が。
第6話の卑俗、一般大衆、ニーチェ風にいえば「俗物ども」の風景もイカしてます。7話の動画、古い映像のほうがリアルですね、やっぱり古いのが好きです、笑。
第8話の悪魔の誘惑、すばらしいですね。札束の誘惑。でもここはしっかり、人間に引っ付いてくる煩悩、性的な演出は必須と思えます。裸体であっても、卑猥だとかいうものではない、それは直視すべきものだと思うし、人間一人一人が自分の心と向き合う場面、重要だと思うんです。倫理とかわけのわからん規制で、作者、グノーが生命を写して書いたような作品を、安易に潰してほしくないですね… などと思いました。
まだ8話までしか読んでませんが、また!

返信(1)

かめ様
気を遣わせてしまい、恐縮です。でもレターを頂けると現金なもので、やっぱり嬉しい(笑)。しかもこんなに丁寧に書いて頂き、ありがとうございま
す!
そうそう、古いけれどニコライ・ギャウロフの歌は私もお気に入りなんです。年月を経ても愛されているのは、それだけハイレベルってことですよね。かめさんもまた古くて素敵な動画を見つけたらぜひ教えてください。
仰る通り、性的表現は安易に潰して欲しくないですね。人間の根幹をなしていて、表現活動には無視できない部分かと思います。少なくともグノーの音楽については、芸術かポルノかなんていう議論が吹き飛んでしまうぐらいの力があると思うんですよね。
ゆっくりペースですが、また更新していきます。お気が向いたら、またお立ち寄りくださいませ(^^)!