青銀の風

[ファンタジー]

725

133,414

122件のファンレター

「波間の真珠」と呼ばれるオアシスに作られた美の砦、美術工芸研鑽学院。そこは周りを砂漠によって囲まれ、他国の干渉を受けることなく自由な芸術が花開いていた。しかし砂漠を取り囲む3つの国の均衡は崩れ、美の砦にも暗雲がたちこめる。
 絵師を目指し砂漠を越えて美術工芸院にやってきた明朗快活な青年、麗射はこのオアシスで個性的な人々と出会いながらも、次第に砂漠を囲む国々の動乱に巻き込まれていく。
 
 魔法のないファンタジーです。2020年5月までセルバンテスで連載をしていました。これからこちらにお世話になります。よろしくお願いします。

ファンレター

123話まで

きました、名台詞! 私は以前から不二原さんの作中の台詞が、たまらなくカッコいいと公言してきました。
今回は、幻風イケオジの台詞「わしは、睦言は~」のくだりにズッキューンと撃たれましたよ~。
酸いも甘いもかみ分けた百戦錬磨のイケオジは、思わぬ伏兵の出現による大ピンチでも軽口を叩く、それが滅法カッコいい。受けた傷を自分で止血する所作も渋い。
美術工芸院ならではの武器、戦術も、しっかりとした裏付けがあるからこそ読んでいて没入できます。1話1話にこんなに惜しげも無くアイデアを盛り込むところ、滅茶苦茶リスペクトです!(^_^)b

返信(1)

 お読みいただきありがとうございました。幻風の爺さんの世迷い言に着目してくださり感謝です。えーっと、房事の際には皆さん男女どちらに寝るのだろうか~とか、いろいろサーチして(←何をだ~~)この台詞にしました。いくつになっても枯れない爺さんですが、彼が横にいると武勇伝を聞かされて食傷した走耳がますます縁遠くなってしまう気がします。(笑)今回、無敵の幻風の負けるところが書きたくてこの話を入れました。個人戦では勝ったけど、団体戦でぼろ負けという感じです。コメディ色の強い爺さんですが、たまにはシリアスにただ無言で去る後ろ姿を書いてみたかった……。イケオジと言っていただきありがとうございました。嬉しいです。
 アイディアは枯れ木も山の賑わい、小ネタも話の賑わいという感じで入れています。たいしたものがありませんが、言及していただき嬉しいです。
 ご感想大変ありがとうございました。