ファンレター
どんな状況でも少女達は……
どんな窮屈な状況でも、いやそんな状況であればあるほど少女という生き物は夢を見て羽ばたくような気がします。彼女が思い出したのはシンクロした昔の夢か、それとも実際に隔離された異性との短い邂逅時間を狙ったのか――読解力に乏しい私にはわかりませんでしたが、舞い散る花びらのようにこれから彼女にドラマが起こる予感がします。不思議で浪漫チックな謎めいた話。とっかかりを見つけようと何度か読みましたが、私には正解が見つけられません。でも、それだけに想像を膨らませることができました。素敵な読書時間でした。
返信（1）
不二原さん、本当にありがとうございます‼嬉し涙が滂沱と…（TT）実は前に不二原さんが佐久田さんへのコメントの中で、「北杜夫の大ファン」と書かれているのを横からつい見てしまったのですが（すみません）、わたしも不二原さんと同じです^^。「どくとるマンボウ」シリーズも、純文学作品も、とにかくむさぼり読みました。中でも、北杜夫自身が「ある雰囲気や気分を書いた」と述べている初期作品の「霊媒のいる町」とかが大好きで、自分もそういう「雰囲気や気分」だけの作品が書けないかなあ、と身の程知らずにも、とんでもないことを考えて書いてしまったのが、この『待つ』なんです^^。だから、本来もっと説明しなければいけないところをわざと削ってしまって、ただ「不思議で浪漫チックな謎めいた」雰囲気だけが残ったらいいなと思っておりました。正にそこを書いて下さって欣喜雀躍です。しかも、「何度か読」んでいただけたなんて。本当に感謝の言葉もございません~‼