ワープじゃなくて飛び地

僕はホトケノザ。土建屋のスズシロ親方には拾ってもらった恩がある。今日もゴギョウ兄さんと一緒に現場に直行だ。
……僕ら3人には内緒のスキルがある。小さな工務店からブローカー、ゼネコン、デベロッパーまで僕のファンがいっぱいいるんだって。嬉しいな。今日も頑張るぞ。

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気がつかなかった!

 こんな名作があるなんて気がつきませんでした。詳しくは説明されていないけど、ホトちゃんの過去とその背景のちょっとした描写からこの不安定な世界情勢が垣間見えて想像力をかき立てられます。
 実は結構雑草が好きなので調べてみると、雑草のゴギョウはタンポポみたいに綿毛で種を飛ばし、そしてホトケノザ(七草とは違う種類)はなんと種にアリが好む糖などが含まれていて種を運ぶらしいですね。だから、気がつかないうちに庭に生えてるのか、まさに飛び地の超能力! 今回調べてみるまでこんなこと知りませんでした。ゴギョウには効能もあるみたいだから、ちょっと抜くのは止めようかな。
 佐久田さんの作品に惹かれるのは、この作品の遺跡に対する処理など、シニカルで針のように鋭い視線で物事を評価されているにもかかわらず、あったかい人情が根底に流れているところ。3人の関係にホロリとしました。

返信(1)

身に余る嬉しいコメントありがとうございます!地味ですが意外と気に入っていた話だったので、喜びもひとしおです。最後の一文は本当に励みになります。登場人物は七草から付けただけなので、実際の姿は知らなかったです。なるほど、だから雑草が次から次へと……。雑草も育ってくると少し愛着が湧きますよね。それで気がつくと庭が侵略されてしまうのですが。(^^;)
先日の「青銀の風」の『天地争』のコメント面白かったです。激しく同意。私の場合カードゲームの思い出ですが、デュエルマスターズはプレイできても、遊戯王デュエルモンスターズはカードを裏返しに伏せなければいけないので、自分が何のカードを伏せたのかわからなくなってしまい無理でした。そして自分で考えた物語の設定もうろ覚えになったりします。ある意味いつでも新鮮?です。
不二原さんのコメントはモチベアップになります、感謝です!