【完結】地味でも大冒険!『古の森の黒ドラちゃん』

作者 古森 遊

[ファンタジー]

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きれいなエメラルド色に輝く湖を囲む古の森。そこに棲む、可愛いものが大好きな竜の女の子黒ドラちゃん。
 黒ドラちゃんの行く手に現れるのは、傲慢で光輝いちゃう王子様やら、容姿にコンプレックスがあって変身願望を抱いちゃう王女様、他にも将来が不安になって家出(国出)しちゃう王子様とか、何やら事情のある面々ばかり。かと思えば、海を渡ってお宝探しをしたり、お友だちのために雪山に登ったり、黒ドラちゃんはいつでも一生懸命がんばります。
 だんだん登場人物(主に竜や虫や妖精など)が増えていきますので、順番に読んでいただいた方が、よりいっそう楽しめる仕様です。
不定期更新のため、章が完結すると完結表示にしてあります。

ファンレター

ゲルードの扱いが、雑すぎて……!!!!(13章☆甘えるのって、ふわふわなんだ!?の巻 祝☆FA第四弾記念小話『デサンのひとりごとー2』まで読みました。)

 黒ドラちゃんの発言の「だって、結婚て王子様とするんだよね?」から、すでに読んでいるこちらのニヤニヤが止まらなかったのですが、ドーテさんの結婚相手がゲルードと知ってからの黒ドラちゃんとモッチの反応にはもう、ケタケタ笑いが止まらなくて大変でした。だって、全否定ぎみな黒ドラちゃんだけじゃなく、カモミラ王女まで……これじゃさすがに、ゲルードの、その……扱いが可哀想じゃないですか?(笑)
 いえ、そもそもこんな反応になってしまうのも普段の彼の行いが……ゲフン、ゲフン。

 ……こほん。

 今回は、“ふわふわ”したい、というドーテの乙女心と、さりとて何をすればいいのかわからないゲルードの、どうしようもなく初心な様子がくすぐったさ満点の物語でした。
 ゲルードのあのちょっとひねくれた性格が、もとをただせばブランへの嫉妬だったというのも(しかしどうにもブランは苦労を背負い込みますねえ。笑)、なんというか、少年のあるあるな感じがします。もっとも拗らせ続ける性格には問題がありすぎですが、そこもひっくるめてゲルードらしいのだろうなと思わずにはいられません。事故が起きてからのゲルードの空回りっぷりにもずっと笑わせてもらいました。
 とにもかくにも、二人の関係が丸く収まって一安心です。今後はブランとの関係もいい方向に転がっていくのでしょうか。そうだといいなと思います。

 彩葉さんのイラストも相変わらず素敵でほっこりとなります。

 個人的には雪蜜リンゴが食べたくて食べたくて! なんとかしてリアルワールドに召喚できないものでしょうか!
 と、食いしん坊発言を残して締めとさせていただきます。
 今後の展開も楽しみです。

返信(3)

圭さま、フォンレターありがとうございます!
ゲルードは、悪い奴では無いのですが、鈍い奴なのですw
そして、初登場から何となく少しひねくれた存在で、モッチに追い回されたり、ブランに邪険にされたり、彼は古の森の『拗らせ担当』w
ゲルードとドーテさんの恋物語は、いつか書こう書こうと思いながら、恋愛苦ティストな古森は後回しに……( ´~`)
ゲルードをモフモフにしてしまおうと言うアイデアは結構前からありまして、その辺りを楽しく読んでいただけたなら、作者冥利につきます。
ゲルードの、ブランへの想いはなかなか複雑。
でも、今回のモフモフアクシデントのお陰で、色々と好転しそうな予感がしています。

サイハーン画伯(彩葉さま)は、ダンゴラーと自称してくださっていて、あの章だけ十周してくれたと言う神読者です。
雪蜜リンゴ、私も食べてみたい!ちょっと小ぶりな艶々リンゴ。
なんか、青森あたりにいったらそれっぽいの売ってそうじゃないですか?
そんなこと考えながら、黒ドラちゃんにはお腹いっぱい食べさせてあげました。
圭さまにもお裾分け♪今夜あたり、黒ドラちゃんとモッチが夢の中にお邪魔するかもしれませんよ~(*´∀`)ノ
また古の森のみんなが新しいお話をしてくれたら、ぜひ遊びに来てくださいね☆
十周はすごい! 自分はせいぜいが3周。
・・・負けた!
え、3周も!?
あ、ありがたいです、ありがたいです(涙
南東の方角に土下座する古森なのでした。