日本破綻・顛末記
日本の国家財政がいつ破綻しても不思議でない状況ですから、即時性を重視して、インターネットで公開を始めます。ペンネーム逢沢明で過去に公刊した4冊の本を下敷きにして、さらに新たな視点を付け加えています。
もし大規模な金融危機が起こった際、この小説を読まれた方が、ご自分やご家族を守るための知恵を描き込みました。
小説形式を選んだのは、予測性を重視した内容にしたかったためです。現実の日本とは微妙に異なっていて、いわばパラレルワールドで物語が展開します。
架空の奥野総理は、作中で「オクノミクス」という経済政策を推進します。しかしその頭文字として「¥」マークを付けるべきにちがいなく、金持ちどもの「ヨクノミクス」だとか、「アクノミクス」だと庶民たちから批判されます。
そんな物語は最悪事態に至る直前から描かれています。しかもご注意いただきたいのは、作品中に登場する道具立ては、すべて現実世界でも準備が完了しているものばかりだということです。
やがて人々は職を失い、物価は極端に高騰し、タンス預金は吐き出させられます。そして政府の対外的な密約が日本をますます苦境に陥れ、外貨預金は不当なレートで強制的に円転換させられます。
描写には現実世界を投影しましたが、これは純然たる架空の物語です。空き時間にでもお読みいただきたい娯楽作品のつもりで、思いがけないどんでん返しなども仕掛けました。
この小説などをきっかけに、現実に迫りうる危機を、ご自分でも改めてお考え直しいただければ幸いです。
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まさに今、近所のスーパー3軒の、
・売り切れ御礼(安売り店)
・商品も客も豊富(プライスリーダー)
・閑古鳥で半額叩き売り(どっちつかず)…などの諸相の、理由がわかりましたw
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