日本破綻・顛末記

[経済・金融]

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4件のファンレター

 日本の国家財政がいつ破綻しても不思議でない状況ですから、即時性を重視して、インターネットで公開を始めます。ペンネーム逢沢明で過去に公刊した4冊の本を下敷きにして、さらに新たな視点を付け加えています。
 もし大規模な金融危機が起こった際、この小説を読まれた方が、ご自分やご家族を守るための知恵を描き込みました。
 小説形式を選んだのは、予測性を重視した内容にしたかったためです。現実の日本とは微妙に異なっていて、いわばパラレルワールドで物語が展開します。
 架空の奥野総理は、作中で「オクノミクス」という経済政策を推進します。しかしその頭文字として「¥」マークを付けるべきにちがいなく、金持ちどもの「ヨクノミクス」だとか、「アクノミクス」だと庶民たちから批判されます。
 そんな物語は最悪事態に至る直前から描かれています。しかもご注意いただきたいのは、作品中に登場する道具立ては、すべて現実世界でも準備が完了しているものばかりだということです。
 やがて人々は職を失い、物価は極端に高騰し、タンス預金は吐き出させられます。そして政府の対外的な密約が日本をますます苦境に陥れ、外貨預金は不当なレートで強制的に円転換させられます。
 描写には現実世界を投影しましたが、これは純然たる架空の物語です。空き時間にでもお読みいただきたい娯楽作品のつもりで、思いがけないどんでん返しなども仕掛けました。
 この小説などをきっかけに、現実に迫りうる危機を、ご自分でも改めてお考え直しいただければ幸いです。

ファンレター

シートベルト締め直しました!

夫は年金受給者、私はアラ還主婦、加えて成人息子は働けない障害当事者、この局面では完全に詰んでる家族ですが、『国債パニック』『金融パニック』を拝読して以来10年弱の時を頂き、できることをコツコツと準備して参りました。庶民ですので無いよりマシのレベルかもしれませんが、それでも気付きの無いまま破局を迎えるよりどれだけ心丈夫でいられるでしょう。感謝の念に堪えません。この度の小説でリアルな明日のシュミレーションも出来ました。シートベルト締め直します!

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タイムリーですねー!

まさに今、近所のスーパー3軒の、 ・売り切れ御礼(安売り店) ・商品も客も豊富(プライスリーダー) ・閑古鳥で半額叩き売り(どっちつかず)…などの諸相の、理由がわかりましたw

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お大事に!

まずはお身体を第一になさって下さいませ。

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Great!

日本経済の破綻を以前にも警告されていましたね。ますます現実味を帯びてきたこの頃です。野菜、卵を始め物価や電気代、税金は上がり、私たちの生活は財布のひもをしめても大変となってきています。この小説をこれから興味深く読んでいこうと思います。日本中の皆さんにも読んでほしいものですね。

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