コロナ禍の今、海外旅行に行きたいのに行けない悶々を解消してくれるエッセイですね。
　それもよくある観光ガイド風ではなくて、まさにそこで日常を送っているかのような錯覚に陥らせてくれます。冒頭の台湾特有の気候の呼び名とか初めて知りました。それに台湾の小説や（読んだことが無い、興味津々）、曲紹介まで。一つ一つは長くないのに盛りだくさんでワクワクします。採点逃避（？）でこのような名品が生まれるとは！　　
　BGM選曲も素敵。皆さん声に伸びがあって滑らか、上手いなあ……とうっとり。もちろん初めて聞く曲ばかりでした。

　周木　倫　愛情廢柴：冬景色のMVとともにロマンチックなメロディーが広がっていく。言葉がわかればもっと味わえるのに～と悔しい。こんな曲で採点すれば優しい気持ちになって甘い採点になりそう（笑）
　張信哲　残念：切々としたメロディーが美しい。バックのMVはドラマ仕立て……、途中で主演（？）の男性が持つ瓶の中身が気になる。あれはカメ？　なぜカメ？　
　張惠妹　我要快樂：題名を日本語感覚で読むのと、実際の意味はすごく違うんだなと実感。静かでこころ落ち着く優しい曲。

　これからもワクワクしながら待ってます、台湾の日常を届けてください～～！

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