1月14日 台湾茶と廢柴

文字数 892文字

 晴れ。
 やっと天気が回復したのはありがたし。今日の台北は、最低気温が摂氏12度、最高気温が25度。日本人から見れば、12度は温かいと思うだろうが、とんでもない。気温差が激しい上に、空気中の湿気が多いので、体感温度的にはもう滅茶苦茶寒い。でも、日中は25度だから普通に熱い! 
 ちなみに、こういう台湾特有の冬の寒さは中国語で「濕冷(シィー・ルゥン)」と言う。

 今日で学期末テスト終了。採点が終われば晴れて冬休みだ。だが――

 なぜかちっともやる気が出ない。
 理由は、単純。根が怠け者だから!

 お茶でも飲めば少しはやる気が出るかと、この間買った「王德傳(ワン・デゥ・チュアン)」の「桂林(クイ・リン・)普洱(プー・アル)」を飲む(台湾茶のお店としては、わたしはこの「王德傳」が一番好き)。お茶は既に二杯飲んだが、やる気はさっぱり出ない。

 気づいたら、紀伊国屋書店(台北店)で「大人買い」してしまった『鬼滅の刃』を読んでいた。ああ、ダメなわたし。そう言えば、昔から試験一週間前とかにマンガ読んでたなあ、わたし。試験受ける方から試験する方になったけど、実質全然進歩してないんじゃない? わたし。
 それにしても、炭治郎君偉いなあ。
 鬼滅は今17巻を読んでいるのだが、なんと胡蝶しのぶちゃんが……。ああ、ショックが大きすぎて、ますますテスト用紙の山に戻る気力が失せる。

 って言うか、わたしはなぜノベルデイズでこんな日記を書いているのかしら?

 逃げるな卑怯者!! 逃げるなァ!!!

 炭治郎君の言葉が耳に痛い。いや、いっそ炭治郎君に叱られたい。 

 いやいや、何を言っているのだ、わたし。大丈夫か、わたし。
 
 でも、炭治郎君の言葉は正しい。そう、逃げてはいけない。巨大な敵(テスト用紙の山)に立ち向かうのだ。
 
 よし。

 ――その前にとりあえず、お茶を、もう一杯飲もう(ダメ人間。台湾で最近流行っている言い方では「廢柴(フェイ・チャイ)」)。

 それにしても、炭治郎君偉いなあ。

※「廢柴」という言葉が出てきたついでに、BGMとして台湾を代表する歌手周杰倫(ジェイ・チョウ)の「愛情廢柴(アイ・チン・フェイ・チャイ)」をお聴き下さい。~曲終人散,你也走散~♪ URL:https://youtu.be/2kdYSeoHChg

 
 
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