ファンレター
社会派の転生ファンタジー
「ドローンから爆弾」拝読しました。昨年は2000字コンテストで転生というお題があったのですね。ナゴルノカラバフ紛争で戦死した若者たちの転生(憑依?)物語というのは、非常にオリジナリティのある題材だと思いました! 「無関心は鈍器」「みんなナゴルノ・カラバフ戦争を知らないんだ」という言葉に、とても心が痛みました。環境が変わったおかげで、戦争の意味に疑問を持ち始めたドラゴとユーリが、この先どう生きていくのか気になりました。
ナゴルノカラバフ紛争は、1990年代から続いているんですよね。長いですね。アゼルバイジャンにはトルコが強い影響を与えていると言われ、ロシアはアルメニアと同盟関係にあります。以前からロシア国内では、ロシアが同盟国であるアルメニアを支援する一方で、アゼルバイジャンへも40億ドル分の武器を供給している事実を批判されていました…。
アルメニアには、帝政ロシア時代に異端として迫害されたモロカン教徒(キリスト教の一派)たちの末裔が暮らす珍しい村があるんですよ。昔ながらの宗教戒律を厳しく守って質素に生活しているそうです。アメリカのアーミッシュ村に似ています。モロカン教徒たちの集落も過疎による廃村が進んでいて、遠からず消滅してしまうかもしれません…。
また、新連載のエッセイ「電波観測所」も拝読しましたよ! このタイトルにクスッとしました^^ 易経を引きながら、ご自分の感情を冷静に見つめて「黒い濁流」と喩えるところ、佐久田さんらしさを感じました。引き続き楽しみにしていますね!
返信(1)
mikaさん、コメントありがとうございます! この「2000字転生コンテスト」の頃、丁度ナゴルノ・カラバフ戦争を知って、ひどく驚いたのです。現時点で、世界ではこんな戦争が起こっているんだということを知ってもらいたくて書きました。この戦争にはいろいろな側面がありますよね。mikaさんが仰るとおり、ロシアとトルコの代理戦争の意味合いもあるし。モロカン教徒たちの末裔の話は知らなかったです。ロシアでひどい迫害を受けてアルメニアに入植して、でもアルメニア人に同化しなかった孤高の民なんですね。世界は知らないことばかり……。
あ、新連載もチェックしていただいてありがとうございます。(^^)
コメント、とても勉強になりました。感謝です!
あ、新連載もチェックしていただいてありがとうございます。(^^)
コメント、とても勉強になりました。感謝です!